2014 年空前の社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』、2016 年『ズートピア』の大ヒットに次ぐ、ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』(3 月10 日(金)公開)。いよいよ公開が明日に迫り期待が高まっているが、実は本作はある作品からインスパイアされている。それはアカデミー賞 6 部門を受賞しカルト的人気を誇った「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だ。
R15 指定を受けるほど残酷な戦闘シーンが多い同作だが、本作にはまるでディズニー版「マッドマックス」と言われる戦闘シーンが登場。一見キュートだけど実は超恐ろしいココナッツの海賊カカモラとモアナが戦うシーンが解禁された。
解禁された本編映像はモアナの冒険の行く手を邪魔する、ココナッツの海賊カカモラが登場する。カカモラは小さくて一見するとキュートだが、欲しいものを手に入れるためならどんな手でも使う冷酷な海賊なのだ。そんなカカモラの武器は<毒矢>。カカモラはモアナが大切にしているテ・フィティの心を見つけると、容赦なく毒矢を吹いて襲ってくる。さらにカカモラの背後には巨大な海賊船が現れ、太鼓をたたきながらモアナに近づいてくるのだ。モアナは初めて出会うキュートで恐ろしい海賊に「海よ、何とかして!ねぇ助けて」とタジタジになるが、マウイとともにカカモラに挑んでいく。か弱いだけではなく強く戦うモアナの姿は、今までのヒロインと違う魅力が詰まっている。
すでに映画が公開されている米国では、カカモラとの戦闘シーンがまるでディズニー版の「マッドマックス」のようだという声が上がっている。実は本作のジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラー監督の大ファン。ジョン監督は「ジョージ・ミラーへの敬意を払い、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からインスピレーションを受けたシーンが、海賊カカモラと戦うシーンなんだ」と明かしているのだ。例えば同作で、車が砂漠の煙の中からたくさん押し寄せてくるシーンは、本作のカカモラが海賊船に乗って登場するシーンと似ているし、砂漠の中を追いかけてくるシーンは、海賊船から逃げるモアナとマウイを、容赦なく毒矢を吹きまくり追いかけてくるシーンと重なるだろう。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では手に汗握るハラハラするシーンの連続だったが、本作でもモアナの戦闘シーンは迫力満載。ジョン監督は「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を見てからストーリーの案を考えたと思うよ。経緯を表したかったんだ。そしてカカモラと戦うシーンをもっと大きなスケールで描きたいと思ったんだよ。ジョージ・ミラー監督は最高だね」と語り、監督もお気に入りのワンシーンになっているようだ。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と聞いて、意外な印象を受ける人もいるかもしれないが、モアナは大海原に飛び出したあと様々な冒険を繰り広げる。そんな数々のシーンは大人が見ても楽しめる仕上がりになっているようだ。大人が見ても迫力のあるシーンの連続に、ハラハラドキドキさせられるモアナの活躍は必見だろう。ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』は3月10日(金)より公開。
『モアナと伝説の海』ココナッツ海賊、カカモラ登場!
https://youtu.be/584xxTMRRZk