1986 年のスタジオ設立以来、「トイ・ストーリー」シリーズなど数々の感動と胸躍る冒険の物語で世界中を魅了し続けてきたディズニー/ピクサー。そんなスタジオが自信を持って贈る、「カーズ」シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』の初となる映像<特報>が解禁となった。
『カーズ』シリーズは 2006 年に誕生。自信過剰な新人レーサーとして登場した真っ赤なボディのスポーツカー、ライトニング・マックィーンが、田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込んだ事で、人の優しさに触れ、“人生”というレースに勝つだけではない、本当に大切な事に気づき、真の強さに目覚めていく物語は、全世界の老若男女を感動させ大ヒットとなった。
最新作『カーズ/クロスロード』では、サーキット場のスーパースターとなったマックィーンはベテランレーサーとなり、若手の最新型レーサーの台頭という時代のニューウェイブに飲みこまれていく。そんな中、レース中に大クラッシュをしてしまったマックィーンは初めて挫折を経験し、人生の大きな岐路=クロスロードに立たされる。
「カーズ」最新作の映像は、プロがざわつく衝撃的なクラッシュシーン!今回の特報映像では、日本人の夢を一身に背負い F1 レーサーとして駆け抜け続けた“走り”のスペシャリスト:片山右京と、数々の伝説的実況で、他の追随を許さない“実況”のスペシャリスト:福澤朗が、奇跡のタッグでマックィーンの走りを実況するという、贅沢な内容となっている。
今回の実況をやってみて福澤は「あっという間でした。右京さんとこういった形で仕事ができるのがとても光栄でした。元レーサーの方の脇で実況的なポジションでしゃべるということは非常にアナウンサー冥利につきます。」と興奮を語り、片山は今回の映像をみて「コンクリートウォールを駆け抜けるマシンの風の音と、V8 エンジンの音に鳥肌を掻き立てられました。しばらく自分は現役から離れているので、戦うとか走るということに対して、どこか対岸にいたというか違う世界に思えたのが一瞬にしてザワザワするものがありました。とくにマックィーンのアクシデントを見たときに、呼び覚まされるものがありました。」と、現役時代の記憶を呼び覚ますほどリアルな表現であると絶賛。
さらに映画のテーマで副題にもなっている“クロスロード”=分岐点について片山は「失敗して後悔したとしても、またその先に違う分かれ道が来るはずだし、それは最後までわからないと思うのですが、その交差点、“クロスロード”に立っているときにはしっかり自分と向き合って諦めないで進みたいなと思いました。」と語り、福澤も「テレビの世界自体が、僕らの世代の 10 代 20 代のころとはガラっと様変わりし、いまはまるっきり違う世界観で物がつくられています。そんな中で歳を重ねてきた自分がどういう役割を果たすべきか。日々クロスロードと言ったら言い過ぎかもしれないですけれども、いつも迷いながらハンドルを握っています。」と心中を明かした。人生で壁にぶつかったときの<次の一歩>というリアルなテーマが、多くの大人たちの共感を集めそうだ。
大きな挫折を経験し、人生の選択に迫られたとき、マックィーンは走り続ける事ができるのか? 常に感動的な作品を贈りだすディズニー/ピクサーが次に描くのは<どうしようもない圧倒的な挫折に出会った時にひとはどう立ち向かうべきか>。この夏、大人なら誰もが共感するリアルなテーマで、人生で壁にぶつかったときの<次の一歩>を描く。そこに待っているのは感動か?それとも…
「カーズ/クロスロード」特報
https://youtu.be/qKZZdT_gm4w