ベネディクト・カンバーバッチ、エディ・レッドメインと並んで、イギリス人俳優の“新御三家”として注目されている俳優、トム・ヒドルストン。スコットランド出身の科学者の父、貴族の家系の血を引く舞台マネージャーである母を両親に、ジャーナリストの姉、妹のエマは女優として活躍する名家出身。名門イートン校からケンブリッジ大を卒業後、王立演劇学校で学んだエリートコースを進んだサラブレッド俳優だ。トムの名を世界的に知らしめた『マイティ・ソー』でロキを演じて大ブレイク、ウディ・アレンやスピルバーグ、ジム・ジャームッシュなど、世界の名監督の作品への出演が続いている。
彼の最新作は、キングコングが全世界のスクリーンで大暴れするノンストップのアトラクション・アドベンチャー大作『キングコング:髑髏島の巨神』だ。
今回、トム・ヒドルストンが演じる調査遠征隊のリーダー、ジェームズ・コンラッドの姿をとらえた場面写真が解禁となった。
1973年、ベトナム戦争が終結した頃、人類が足を踏み入れたことのない謎の島、髑髏島(ドクロトウ)に調査遠征隊が派遣されることになる。調査チームを編成する米政府特務機関[モナーク]は、ベトナムのヘリ部隊に加え、イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)の隊員としてベトナムに派遣され、ジャングルでの戦闘とサバイバル術をアメリカ軍に教えたスペシャリスト、コンラッドをリーダーとしてスカウトする。ベトナム戦争が終結し、喪失感と幻滅を感じていたコンラッドは、報酬は5倍、生きて帰れたらボーナスを追加することを条件に、髑髏島の案内人を引き受ける。
トムヒは自身が演じたキャラクターについて、「コンラッドは土地勘があり、戦争経験も豊富だが、自然主義者で自然のトラッカーである彼は、自然の力に深い敬意を抱いている。彼は自然に抵抗しても無駄だと理解しているんだ」と説明している。
キングコングと対峙するヘリコプターのシーンでは、「ヘリの操縦はフレッド・ノースで、『007 スペクター』の宙返り飛行をやってのけたパイロット。ヘリにはドアがなくて、完全なオープンスタイルで、僕とブリー・ラーソンは身を乗り出している。仕事でそんなことができるなんて、本当に素晴らしい経験だった」と、アドレナリンが噴きだした体験を振り返っている。
ロキやこれまで演じてきた繊細な役柄とは異なるアプローチで肉体改造に取り組んだトムヒは、更に精悍さを増した役作りを成し遂げた。その何ものをも恐れぬ度胸、サバイバル術、自然への高度な理解は、この調査隊が島から生還するための最良の武器となるからだ。
『キングコング:髑髏島の巨神』で、タフな元軍人のスペシャリストを演じたトムヒが放つ新たな魅力を、是非、スクリーンでチェックしようではないか!
トム・ヒドルストンが、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンらと共に出演、新進気鋭の若き監督ジョーダン・ボート=ロバーツが放つ『キングコング:髑髏島の巨神』は、3月25日(土)より、全国ロードショーとなる。