日時:2 月 11 日(土)
場所:TOHO シネマズ高岡
登壇者:佐藤みゆき、岩井堂聖子、福地祐介、山口詩史、杉浦文紀、深川格、坂本欣弘(監督)、北川亜矢子(脚本)
『あん』『淵に立つ』のエレファントハウス配給 第 4 回なら国際映画祭インターナショナルコンペティション部門 観客賞受賞作『真白の恋』が 2 月 11 日(土)よりロケ地となった富山県にて初日を迎え、前日から降った雪で映画と同様、雪景色の中、舞台挨拶が行なわた。当日は、佐藤みゆき、岩井堂聖子、福地祐介、山口詩史、杉浦文紀、深川格、坂本欣弘監督、北川亜矢子(脚本)と豪華なキャストスタッフ陣が登壇し、TOHO シネマズ 2 館 TOHO シネマズ高岡(221 席/スクリーン3)、TOHO シネマズ ファボーレ富山(キャパ362 席/スクリーン5)ともに満席札止めになりイベントは大盛況で幕をとじた。
Q:軽度の知的障害という難しい役所を演じられた佐藤さんですが、苦労したことや役作りについてお聞かせいただけますでしょうか?
佐藤:難しいとは感じなかったかなぁ。この撮影は一軒家で合宿しながら撮影していました。まわりの方が普段から「真白」と呼んでくれて、そんな中で真白を創っていきました。
Q:岩井堂さん演じる雪菜ですが、物語後半にかけて、長谷川初範さん演じる真白のお父さんに啖呵を切るシーンは、ぐっときました。
岩井堂:私は唯一、真白のご両親が心配するのとは対照的に、真白の応援者として、味方として、真白は普通の女の子なんだよっていう役どころだと感じていました。真白と一緒に寝泊まりして、リアルに、真白がお風呂出た時に髪を乾かしたりしていたので、良い関係で撮影ができていたのだと思います。
Q:福地さんはカメラマン役、真白の恋の相手という役柄でしたが、いかがでしたでしょうか?
福地:そうですね。カメラマンという事に関しては、プライベートでも大阪万博のころに発売してたミノルタのカメラでモノクロ写真を撮ったりしていますので、そこは入りやすかったです。
Q:福地さんはカメラマン役、真白の恋の相手という役柄でしたが、いかがでしたでしょうか?
福地:そうですね。カメラマンという事に関しては、プライベートでも大阪万博のころに発売してたミノルタのカメラでモノクロ写真を撮ったりしていますので、そこは入りやすかったです。
Q:映画の中で立山へ登るシーンがありましたが、いかがでしたか?
福地:朝日を待っているシーンだったのですが、監督がそろそろくるからスタンバっててください。と言われてから、実際に朝日が昇ってくるまでが長くて長くて、、、、笑。 ねえ監督!
Q:坂本監督そうだったんですね。
坂本:えっ、ごめんなさい。まったく聞いてませんでした。この満員のお客様のこの風景に胸がいっぱいで、、、。((場内爆笑))
佐藤:カントク~
Q:坂本監督はこの映画を製作するにあたって、どんな思いで撮影に臨んだのですか。
坂本:最初、自主映画として始めた企画でした。この脚本を北川亜矢子さんに託されたとき、北川さんの実際の弟の実話を基にしていることを伺い、彼女の最も大切な脚本だと感じました。また、必ず映画祭で賞を獲ってほしいとも言われたのですが、なら国際映画祭で観客賞を獲ることが出来て、そしてこうしてこんな大きなスクリーンで満席のみなさまに御覧いただけるようになるとは思ってもみませんでした。この日を迎えることができとても嬉しいです。
富山にて初日を迎えられた喜び、そして撮影秘話など、貴重なトークを繰り広げ、本イベントは終了した。