『素晴らしきかな、人生』ウィル・スミス新境地で「チャレンジ楽しんだ」イケイケ経営者からドン底男の振り幅披露

『素晴らしきかな、人生』ウィル・スミス新境地で「チャレンジ楽しんだ」イケイケ経営者からドン底男の振り幅披露
提供:シネマクエスト

『プラダを着た悪魔』(2006)で恋に仕事に奮闘しながら、人生で一番大切なことの見つけ方を描き、世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作『素晴らしきかな、人生』が、2017年2月25日(土)より全国公開となる。

フランケル監督のもとには、ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集。華やかさと演技力を兼ね備えた名優たちの珠玉の演技が物語を盛りあげる。

『素晴らしきかな、人生』の舞台はニューヨーク。華やかで、時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)。だが、彼は最愛の人を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れたのは3人の奇妙な舞台俳優たち。彼らとの出会いによってハワードの人生に変化が…。

大人になるとき、誰もがいちどは、人生のドン底を経験する。失恋、家族や友人との別れ、仕事での失敗──理由は人それぞれだけれど、何もかもが上手くいく人生なんてあり得ない。悲しみを乗り越える「ヒント」とは──?恋に仕事に一生懸命な女性を励ましてくれた『プラダを着た悪魔』、『マイ・インターン』に続き、今度はすべての大人たちに、人生の試練から再び歩き出す力を与えてくれる。

主人公ハワードのイケイケ経営者から心を閉ざした状態というギャップの演技を披露した、ウィル・スミスの新境地!ハワードの心情を効果的に映しだすニューヨークの街や、ファッションにも注目!

本作のどこに魅かれたかと聞かれ、ウィル・スミスは「コンセプトに出演者全員が揺さぶられたんだ。監督が声をかけた第一候補全員が『イエス』と首を縦に振った。僕たちはこの素晴らしい映画を創り上げる一員になりたいと思ったんだ。」と豪華キャストが出演を即答したことを明かした。広告代理店の経営者として、大勢の社員を前にスピーチしていたイケイケシーンから一転、最愛の娘の死によって“人生のドン底”に陥るというギャップの演技を本作で披露している。

心を閉ざしたハワードはオフィスでは黙々とドミノを並べるだけ。そんな彼を心配する友人の声掛けにも悲しみに暮れた瞳で見つめ返す状態が続く。娘との幸せな日々を奪われた悲しみ、怒り、苦しみを、ウィルは数少ないセリフと表情で観る者に伝えている。本作の役柄についてウィルは「物語序盤、ハワードが一人のシーンでは、心の中では色んなことをしゃべってるんだけど、声にはならない。そこが面白いんだ。一人きりのシーンでも”コミュニケーション”は十分ある。この映画のすばらしいキャストとの共演と同じくらい、そのチャレンジが楽しかったよ。」と語る。本作はこれまでコメディータッチの演技が多かったウィルの新境地とも言える作品なのだ。

特に見逃せないのが、自転車でクリスマスのニューヨークを走るシーン。ウィルは、猛スピードで道路を逆走する自転車に、ハワードのやりきれない感情を見事に重ねている。また、本作の舞台について「ニューヨークの街の美しさが、ハワードや他のキャラクターが抱える悲しみや葛藤と対照をなしていた」とウィルは語る。そんなウィルの演技をより効果的に見せるもうひとつの立役者として、ハワードのファッションにも注目したい。人生の絶頂時に着ている濃い紫色のシャツは尊厳さや品性を醸しつつ、襟元や袖まわりに余裕を感じさせます。一変して、消沈したハワードの心情に寄り添うのは、ダークカラーを基調としたセーターとジーンズ、スニーカーといった特徴のないノームコアスタイル。かつてのハワードのアイデンティティを喪失させる演出効果を生み出している。

ウィル・スミスのほか、キーラ・ナイトレイやケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレン、エドワード・ノートンなどファッションアイコンとしても人気のある役者陣が顔を揃える本作では、プラダ、グッチ、クロエ、トム・フォード、ジル・サンダー、イザベル・マランなどの華麗なるファッションや、キャストごとのコーディネートなど見どころ満載。心揺さぶる物語をエフェクティブに盛り上げている。

最終更新日
2017-01-26 08:00:56
提供
シネマクエスト(引用元

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