日時:12月26日
場所:イオンシネマ板橋
登壇者:杏、小松政夫、石倉三郎、細川徹監督
12月26日、『オケ老人!』のお正月ロングラン上映決定を記念し、イオンシネマ板橋にて御礼イベントが行われた。
満席の客席より拍手で迎えられた杏、小松政夫、石倉三郎、細川徹監督。開口一番、石倉が「皆さん、今日は他の老人キャストが欠けていますが、別に死んだというわけではございません。いろいろ皆さんお忙しいようで。そんな中、杏さんも子育て奮闘中に来てくれました。小松の親分と私だけが暇だから来たというわけです。」と挨拶をし場内は大爆笑。
そして公開から一か月が経った本作、ご自身の周りの反応について質問がいくと、杏は「公開日の翌週にこそっと映画館に観にいったんですが、エンドロールで席を立ってしまうお客さんがいて、“まだ続きがあるんだよ!”って声をかけそうになりました。(笑)あと映画が終わった後にお子さん連れの方が私に気付いてくれて、グッドのポーズをしてくれたのが嬉しかったです。」とご自身で劇場の反応を確認しにいったエピソードを披露。
石倉は「観た友人からは“泣けた!”という感想が多くて驚いた。脇で出ている役者なんてのは、撮影の打ち上げが終わったら後は知ったこっちゃないんですが、やっぱりこの映画みたく多くのお客さんに観てもらうのは嬉しいですね。」そして小松からは「私、実は今まで一度も自分が出ている作品を観たことが無いんですが、この作品を試写で観た時に泣いてしまって...。恥ずかしくてエンドロールが終わらないで!って思っていました。」と長い芸能生活での初体験話を披露に観客のみならず、杏たちも驚きの様子。そして監督からも「何回か一般の方向けの試写会に立ち会ったことがあって、(観終わって)出てこられたご年配の方が『面白かったので、回覧板でお薦めしときますね』って独自のSNSで広めてくれるんだなって、驚きました。(笑)」
また本作の撮影に向けて、実際に各担当楽器を練習した皆さん。演奏した感想を聞かれた石倉は「私の担当したティンパニーは完璧でした。昔から小器用なところがあったんですが、2日ほどで楽譜も読めるようになって、すごい才能だったと思います。」と自身の演奏に大満足な様子。チェロを担当した小松は「私は昔好きだった女の子がチェロを演奏していたんですが、その子の演奏している時の顔を思い出しながら真似て演奏しました。」と答えると監督から「撮影初日は皆さん指先の練習に必死だったのに、小松さんだけずっと顔の練習をしていましたからね(笑)」とフォローが。
そして今回、ヴァイオリンと指揮の2パートに挑戦した杏に、撮影時の苦労について質問が行くと、石倉が「杏ちゃんの指揮はホント素晴らしくてね」と答えたところで、すかさず監督から「杏ちゃんに喋らしてあげなさいよ!」と鋭いツッコミが。最後に杏から「皆さまのお陰でこのようにロングランが決定できました。年末年始にピッタリな映画だと思いますので是非、周りの観ていない人と一緒に映画館に観に来てほしいです!」と挨拶し、笑顔で劇場を後にした。