12/13、エストニアを舞台に伝説のフェンシング選手と子供たちの絆を描く“実話から生まれた”感動作『こころに剣士を』の公開記念イベントが行われた。
フェンシングを取り上げた映画として、ゲストは北京オリンピック・フェンシング個人銀メダルに輝き、先月世界フェンシング連盟理事に日本人として初めて当選された太田雄貴と、フェンシングを始めたばかりという東京フェンシングスクールの5人の小さな剣士たちがコスチュームを着て登壇した。
本作は、どんな逆境にも勇気をもって立ち向かう剣士のこころで人生を切り開こうとした実在のフェンシング選手エンデル・ネリスが子供たちにフェンシングを教えることで、お互いに絆を深め希望の光を見出すまでを描く感動作。
作品の主人公のように、太田は壇上で子供たちにフェンシングのポーズの取り方や攻め方などを直接指導。5人の小さな剣士たちは憧れということで、緊張しながらも精悍なポーズをとっていた。
そして作品とフェンシングについて太田は下記のように語った。
「とても心温まる映画でしたね。フェンシングの映画なんて珍しいですね。でも、僕は子供のころは生意気でオリンピックでメダルを取ることしか考えていないような子供でした。自分が指導者なら、素直な子たちを教えたいなあ。僕も指導者としての活動はまだですが、オリンピックを立派に実現して、その子たちにオリンピックで是非金メダルを取って欲しい!たくさんの人にこの映画を見ていただき、フェンシングにも興味を持ってもらえたら嬉しいですね」
そして最後はサンタクロースの国フィンランドから届けられた映画ということもあり5人の小さな剣士たちとクリスマスツリーを点灯!フェンシングの掛け声でフランス語で「行け!」という意味の「アレ!(Allez)」という言葉ともに、作品の大ヒットとオリンピックにエールを送った。