昨年度のカンヌ映画祭で「ある視点」部門の監督賞を受賞し、全米でわずか4館での公開から口コミで評判が広がり、600館にまで拡大して4カ月以上のロングランで話題となったヴィゴ・モーテンセン主演作『はじまりへの旅』(原題:Captain Fantastic)が、2017年4月1日から日本で公開されることが決定、併せて特報映像が解禁された。
『はじまりへの旅』特報
https://youtu.be/Nwx6YKob7Pc
『はじまりへの旅』は、独特な教育方針のもと世間と切り離された森で育った子供たちと厳格なその父親という家族の物語。みな風変わりで個性的なキャラクターばかりだが、旅に出た彼らが世の中とのギャップに戸惑いながらも自分たちらしさを失わずに生きようとする姿には、現代を生きる多くの人々が共感を得るものになっているという。
主演は『ロード・オブ・ザ・リング』に出演し『イースタン・プロミス』でアカデミー主演男優賞にノミネートされた名優ヴィゴ・モーテンセン。
ベン・キャッシュ(モーテンセン)と6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くに暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6カ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかし、ある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。ノーム・チョムスキーは知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることができるのか……?