1900万ダウンロードを記録するなど全世界で注目を浴びるゲームアプリ「ねこあつめ」が『ねこあつめの家』のタイトルで映画化され、2017年に全国公開されることが決定した。
若くして新人賞を取り、ベストセラー作家になった小説家、佐久本勝。だが最近、まったく小説が書けなくなってしまっている。心機一転、のどかな土地に移住するも、調子は上がらない。ある日、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。話しかけると、ぷいっと行ってしまう猫。猫にまで見放されたよと落ち込む。その晩、ドライフードを庭の隅に置いて眠りについた。翌朝、エサがなくなっていた。俄然興味が湧いてくる佐久本。こうして若き小説家の「ねこあつめ」が始まった――。
「ねこあつめ」は2014年10月にリリースしたスマートフォン向けゲームアプリ。庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむゲームだが“猫あるある”を盛り込んだ内容にファンが急増。米国のニュース専門チャンネル「CNN」でも特集されるなど世界中で愛されるアプリとなった。
佐久本を演じるのは、『映画 ビリギャル』で、 第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の水田正平役や、ドラマ『電車男』の主人公役などシリアスからコメディまで幅広くこなす演技派・伊藤淳史。監督は、映画『世界の中心で愛をさけぶ』『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』など数々の話題作で助監督を務め、長編監督デビュー作『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』で笑いあり涙ありの心温まるエンターテイメントを作り上げた蔵方政俊が務める。
そして、映画にはベテランから新人までたくさんの“猫スター”が登場。胸キュン必至の、猫まみれな作品が誕生した。