『ハドソン川の奇跡』『インフェルノ』など主演作公開が続いているトム・ハンクス自らが映画化を熱望したという映画『王様のためのホログラム』(原題:A Hologram for the King)が、2017年2月10日から公開されることが決定した。
『王様のためのホログラム』予告
https://youtu.be/IiDmkvZDy-I
「なぜ、こうなった?」と問い続ける主人公に訪れた“中年の危機”にシニカルな視点で切りこみ、ユーモアを交えて描かれた同作。原作はタイム誌ベストブック、ピューリッツァー賞候補にもなった作家デイヴ・エガーズ氏によるもので、『クラウド アトラス』『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督がメガホンを取った。
ハンクスが演じるのは、家も家族もなくし、エリート人生から転落。そんな人生の一発逆転をかけてサウジアラビアという異国の地にやってきた主人公・アランだ。地球の裏側、だだっ広い砂漠の地で待てど暮らせどいつ現れるか分からない王様に、最先端の映像装置をプレゼンする――「うまくいかなければもう後がない」。そんなプレッシャーと、慣れない食事や異なる宗教、次から次へと襲いかかる異文化の嵐に戸惑いながらも新たな人生を歩き始める男が描かれる。
また、『007』シリーズのQ役、『パフューム ある人殺しの物語』などティクヴァ監督作品には欠かすことのできない、英国の人気俳優であるベン・ウィショーのカメオ出演も見逃せない。