集英社「グランドジャンプ」で連載中の大人気マンガ『不能犯』が松坂桃李主演で、2018年に実写映画化されることが決定した。
都会のど真ん中で、次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男の姿が目撃される。男の名は宇相吹正(うそぶき・ただし)、彼こそがSNSで噂の“電話ボックスの男”だった。とある場所の電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を書いた紙を貼ると、必ず引き受けてくれるというのだ。ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故──宇相吹の犯行は、すべて“不能犯”だった。今日も、愛と欲望、嫉妬と憎しみを抱えた依頼人が、電話ボックスにやって来る。宇相吹の真の目的は、他にあるとも知らず──。
主人公・宇相吹正を演じるのは松坂桃李。『今日、恋をはじめます』の恋多きイケメン、『日本のいちばん長い日』のクーデターに走った軍人、『ピース オブ ケイク』の心優しいゲイ、『劇場版 MOZU』の残虐なテロリスト、TVドラマ『ゆとりですがなにか』のゆとり世代の教師、『真田十勇士』の伝説の忍者──数々の役柄を演じてきた演技派俳優が、今作では善と悪を超越した、危険で魅惑的なダークヒーローに挑む。
監督は『ある優しき殺人者の記録』『貞子VS伽椰子』の白石晃士が務める。