アニメーション公開から25周年目という節目の年、『美女と野獣』の実写映画が2017年4月21日に日本で公開されることが決定した。
ディズニーは「白雪姫」から始まり「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など今日に至るまで様々な“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきた。どの作品も年月が経とうとも色褪せることなく、今もなお愛され続けている。
数ある名作の中でもディズニーの代表作品と言われているのがこの『美女と野獣』。アニメーション映画としては史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、作曲賞と歌曲賞を受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。
もう一つの魅力として挙げられるのが「白雪姫」などの初期の作品とは違い、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされるとすぐに主人公・ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。
そして、見事に役を射止めたのが「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。知性に溢れ、心美しいベルをどのように演じきるのか大いに楽しみだ。また、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル「ドリームガールズ」や「シカゴ」を手掛けたビル・コンドンが監督に決定。今作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのかと、ますます期待が高まるばかりだ。