公開中の長編ドキュメンタリー映画『健さん』が、8月25日から開催されている「第40回モントリオール世界映画祭」のワールド・ドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞した。
同映画祭は、高倉さんが1999年に『鉄道員 ぽっぽや』(降旗康男監督)で日本人俳優として初めて主演男優賞を受賞した映画祭。“高倉さんゆかりの地”での快挙達成となった。
日比遊一監督と、高倉さんの実妹・森敏子氏のコメントは次の通り。
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■日比遊一監督
ニューヨークに暮らし始めて30年経ちますが、いつかこんな日が来ることを夢に見ていました。かつて高倉健さんに主演男優賞をくださったこのモントリオールの地で、最優秀賞を頂けたのは偶然を超えた運命を感じております。映画の製作に関わったすべてのスタッフ、そしてご協力いただいた尊敬する多くの先輩映画人たちに敬意と感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 ――モントリオールより。
■森敏子氏
兄が一番喜んでいると思います。この間、毎日お墓に参ってお願いをしてきましたが、願いが天に届いたと感じてます。男気と優しさでこの作品を作ってくださった、製作者や監督に心の底から感謝申し上げます。受賞できたことが、ただただありがたいです。