7月16日公開のディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ドリー』で、東京海洋大学名誉博士であり、魚に関する豊富な知識に裏付けされたトークで日本中のお茶の間で幅広く親しまれているさかなクンが、字幕版&吹替版の海洋生物監修とマンボウ役で声優を務めることが分かった。また、さかなクン自ら今作に登場する魚たちの特徴を特別に“ギョ紹介”する、特別映像も解禁された。
『ファインディング・ドリー』特別映像
https://youtu.be/QELNm-Zjwjo
ピクサー作品の監修では、通常、外部に依頼することはなく、誰にでもできることではない異例の快挙。ピクサースタジオもさかなクンの魚に関する知識の深さに“ギョギョッ”としたとのことで、今回の監修が実現した。
さかなクンは、海洋生物の習性や特徴だけでなく、日本語での正しい魚名などの表現や、海の仕組みにかかわることなど、細かい視点で監修を行った。例えば(1)劇中の台詞から「貝にも目があるのか?」という疑問が発生した時「貝にも眼点という目に当たるものがある」とアドバイス (2)劇中に登場するマグロがマカジキなのにカジキマグロと表記されていたのを指摘 (3)「摂氏22度」という表現を、水温はあまり摂氏とは言わないと指摘し「温度22度」に訂正するなど、専門知識が必要な部分についてその豊富な知識を使い正しい表現に直していったという。
そして、さかなクンは今回マンボウ役として声優にも挑戦。マンボウは大好きなハコフグと同じフグ科ということもあり「マンボウちゃんは世界で最も大きくなるフグの仲間ですので、おお~こんな偉大なマンボウちゃんの役を頂けて嬉しい!」と大喜びで意気込みを語った。