世界中の一部で大人気を誇る1986年のロシア製SF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』が、8月20日から公開されることが決定した。
『不思議惑星キン・ザ・ザ』デジタル・リマスター版予告
https://youtu.be/sVrfDX31AfU
ソ連で公開当時1,570万人を動員、モスクワの劇場では皆が「クー!」と叫び、ドイツではプリントが盗まれて大騒ぎに(!?)、日本でも15年前に尋常でないロングランヒットを記録した、世界の映画ファンが愛してやまない、ソ連生まれの脱力SFカルトムービーがデジタル・リマスター版で蘇る。
『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、思いがけず“空間移動装置”のボタンを押してしまい、キン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュクにワープしてしまった男2人が、“クー”としか言わない異星人たちにダマされながらもなんとかして地球に帰ろうと奮闘する姿を描くSF映画。旧ソ連の当時の社会情勢や資本主義世界に対する皮肉や風刺などが、他に類を見ない途方もなくゆるい脱力空間とともに展開されている。
監督は75年の作品『AFONYA』で観客動員6,220万人(『不思議惑星~』の約4倍)を記録したというソ連・ロシア映画界の巨人、ゲオルキー・ダネリア。音楽は世界的作曲家のギア・カンチェリ担当している。