アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督作品『白い帽子の女』(原題:By The Sea)が、9月に日本で公開されることが決定した。同作品はブラッド・ピットとアンジェリーナが2014年夏にハネムーンとしてマルタ島を訪れた際に撮影したもので、共演は2人が出会った『Mr. & Mrs. スミス』以来、10年ぶりとなる。
監督はアカデミー賞受賞女優であり、国連の人道支援や病と闘うパワフルな人物として世界中から注目を集めるアンジェリーナ。彼女がひとりの女性として抱える想いを赤裸々にさらけ出し、オリジナルストーリーを書き上げた。ブラッドは妻の映画制作を、夫、役者、製作者として全面的にサポートする。そのほか『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン、『私はロランス』のメルヴィル・プポー、セザール賞の常連であるニエル・アレストリュプとリシャール・ボーランジェら豪華な個性派俳優たちが脇を固めている。
1970年代、アメリカ人小説家ローランド(ブラッド)と、その妻ヴァネッサ(アンジェリーナ)はヴァカンスに、南フランスの浜辺にあるリゾート・ホテルを訪れる。ローランドは村の小さなカフェに入り浸り、妻はほとんどの時間をホテルの部屋で過ごしていた。2人の人生にもたらされた思いがけない不幸に向き合うことができず、夫婦の間には距離ができていたのだった。ある日、隣の部屋に若いカップルがハネムーンでやって来る。ヴァネッサは自分たちと対照的な輝かしい2人を嫉妬と好奇心のまなざしで見つめる……。