応仁の乱から戦国時代へ。先の見えない不安が世の中を覆っていた時代に、“なぜ生きる”の答えに命を懸けた男たちがいた――歴史アニメ映画『なぜ生きる -蓮如上人と吉崎炎上-』が、5月21日から公開されることが決定した。
不遇を嘆き、寺や坊主を嫌っていた青年・了顕は、もうすぐ生まれてくる子供に希望を託していた。不幸な事故が、そんな了顕からすべてを奪い去ってしまう。自暴自棄の日々、暗闇にもがき苦しんでいた了顕が出会うのは、蓮如上人の法話であった。そこには、親鸞聖人が明らかにした“なぜ生きる”の答えが示されていた。次第に引き込まれ、心の迷いが晴れた了顕は、蓮如上人の弟子となる。参詣者が増える一方の本願寺は、他宗派からの恨みを買い、蓮如上人と了顕たちは京都を追われ、新たな布教の地を求め、北陸の吉崎(福井)にたどり着いた……。
同作品の原作は、シリーズ100万部突破の大ベストセラー書籍『なぜ生きる』。800年前に、親鸞聖人によって明らかにされた浄土真宗は、なぜ蓮如上人の時代に、爆発的に日本中へ広まったのか。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を恐れさせるほどの団結力は、どこから生まれたのか。1474年に起きた“吉崎炎上”をキーに、すべての人を生き苦しさから解き放つ“なぜ生きる”の答えへの道程を描く。
蓮如上人を演じるのは、アニメ声優初挑戦となる里見浩太朗。その他、小西克幸、藤村歩ら、人気・実力を兼ねそなえた声優陣が集結した。キャラクターデザインは「ヘタリア」の河南正昭、制作は、黎明期からアニメ業界を牽引するスタジオディーン。