映画『アイリス・アプフェル！94歳のニューヨーカー』公開記念のトークイベントが3日、都内で行われ、ゲストに女優の萬田久子が登場。萬田はブロンドのショートヘアのウィッグに、昔ハワイで購入したという大きなサングラス、真っ赤なファーコートに大きなアクセサリーという“アイリス・ルック”で登場し、会場を盛り上げた。
萬田の主なコメントは次の通り。
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■萬田久子コメント「悲しいこともあるけど楽しんだもの勝ち」
私はこの映画を10回くらい観ました。アイリスは、とにかく人生を楽しんでいるという意味では私と同じなんですが、彼女は年齢とともに拍車がかかっていらっしゃっていますし、旦那様のカールさんと本当に素晴らしいご夫婦だと思いました。カールさんの「彼女といて、美しい旅をさせてくれた人生だった」という言葉が素晴らしかったです。悲しいこともいろいろありますけれど、しょうがないですから楽しんだ者勝ちです。
私のファッションのベースはシンプルな黒です。差し色としてピンクや赤を使ったりもしますが、言葉としては“地味派手”という言葉が好きなんです。黒は地味なようで派手ですからね。男性が変わるとファッションもちょっとは変わりますよね。若い頃はボーイフレンドもおしゃれな人が多かったので、2人で歩いていてもおかしくないような格好をしました。今は一緒にいるのが黒いプードルなので、どうしたらよいか分からないんですよ。
5年くらい前の引っ越しの時に断遮離をして、周りの人に洋服をあげたのですが、いまその人たちに会うと返してほしくなっちゃいますね（笑）。（自分の洋服を）愛しているんでしょうね、やはり。
アイリスみたいになると何でもありですね、彼女は組み合わせが上手なので。今日はアクセサリーをいっぱいつけているので、明日はマッサージを入れています。ファッションは忍耐ですね。高いピンヒールを履くためにスクワットをしているくらいです。そのようなスクワットをトレーニングに取り入れてもらっています。
オンとオフの使い分けは、昔より上手になってきていると思います。そして向こうがどう思っているかは知らないけれど、好きな人がいてワクワクするのは必要だと思います。あとは女子会でワイワイするのが刺激的で最高ですね。
アイリス・アプフェルは94歳ですが、観ると人生を楽しんでいて元気になれる、エネルギーをもらえる映画です。ファッションに興味のない方も楽しんでいただけると思います。夫婦愛も見どころです。
