12日に初日を迎えた映画『ベテラン』から、撮影現場やリュ・スンワン監督のインタビューが盛り込まれた特別メイキング映像が作品公式サイトで公開された。
■『ベテラン』公式サイト
http://veteran-movie.jp/
「人物をいかにリアルに描くかを考えた」と語るスンワン監督がこだわった撮影風景や、「暴走機関車のよう」なファン・ジョンミンをはじめとするキャストが体を張って挑んだアクションシーンの映像は大迫力。また、コミカルなシーンで思わずスンワン監督も大爆笑してしまう場面など、現場の良い雰囲気が感じられる映像だ。さらに、ファン・ジョンミン、ユ・アイン、オ・ダルス、ユ・ヘジン、チャン・ユンジュが日本語で挨拶するメッセージ映像も公開中。映画を観る前でも観た後でも楽しめる内容となっている。
また、公開前夜に開催されたスンワン監督作品の“イッキミナイト”では、漫画家・平松伸二氏がゲストとして登壇し、トークショーで会場を盛り上げた。
平松氏は公開に先駆け早く『ベテラン』を鑑賞し「財閥だろうが権力者だろうがイケメンだろうが、弱者を虐げるド外道は許さねえ……って感じがイイネ！」と作品を大絶賛。この上映にあわせ、スンワン監督の過去作品も鑑賞しており、「例えば『生き残るための3つの取引』は出てくるヤツが“外道”ばっかりなんで、タイトルは『外道ども』でもよかったんじゃない」とノリノリ。「この映画を観ると、リュ・スンワン監督と僕は相通ずるものがある、と感じたね。悪い奴は悪い、正義の味方は正義の味方、いわゆる“鬼平犯科帳”より“水戸黄門”のほうが僕の肌に合う。僕の作品でも勧善懲悪というのは外せないコンセプト。『ベテラン』も悪い奴は悪く、外道が外道（笑）そういうところに僕はすごくスカッとした！」とスンワン監督の描く作品の世界観にすっかり惚れ込んだ様子をうかがわせた。
トークショーの最後には、平松氏が描き下ろした、映画『ベテラン』のオリジナルポスターの貴重な原画を披露。子供のときから書道をやっていたという平松氏が「ド外道が」という書（文字）も入れたかったというこだわりが炸裂している。
スンワン監督も絶賛するこのポスターは、『ベテラン』上映劇場にて掲出中。
