2016年2月27日公開の映画『ザ・ブリザード』の予告編が完成した。
『ザ・ブリザード』予告
https://www.youtube.com/watch?v=hsisyHyWjaE
同作品では、アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上最も偉大で最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている、“SSペンドルトン号の救出劇”が描かれている。
公開された映像は、ブリザードに襲われた巨大タンカーの映像からスタートする。迫力ある映像で風速40メートルの雨と雪交じりの強風、最大20メートルを超える高波と格闘する巨大タンカー描く予告編は、開始から17秒、いとも簡単に真っ二つに割れ早々に船首は沈没してしまう。
漆黒の海の中船首と共に船長を失い、船尾に残された生存者たちの指揮を執る者もいない。刻一刻と沈没が迫る中、この船を出来るだけ長く浮き続けさせる為に立ち上がったのは機関士のサイバード(ケイシー・アフレック)。彼は「協力し合おう」と残された船員たちを鼓舞する。
時を同じくして「救奇跡の実話出に向かえ」と指示を受けたのは、若き沿岸警備隊員のバーニー・ウェーバー(クリス・パイン)。彼は1年前に同じ海で8名の命を救えなかったトラウマを抱え、さらに結婚を目前に控えた婚約者を陸に残し<史上最も不可能な救出ミッション>への出港を決める。しかし、この不可能なミッションへ向かう彼に与えられたのは、たった3名の仲間と定員12人の木製小型救助艇だけだった。
タンカーが浮いていられる時間は残り3時間。予告編のラストは、地元漁師の「自殺行為だぞ」という忠告を無視し、生存者を助けるために海へ出た男たちがブリザードの中で大きな波に挑んで行く姿で締めくくられている。果たして、真冬のブリザードに襲われた荒れ狂う海域で、32名の生存者はどのようにタンカーを維持し、そして、たった4名の沿岸警備隊員はどのように救助を行ったのだろうか?