アンドリュー・ガーフィールド主演作『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』の予告編が公開された。
『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』予告編
https://youtu.be/KZ0AqrZw3WI
今作で描かれるのはリーマンショック後のアメリカを舞台に、金、欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たち。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが『世界の99%を貧困にする経済』の中で唱えた「世界中の富の4分の1をたった1%の最富裕層が所有しており、残り99%は貧困である」という説をベースに、住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々の事実に基づき、映画化された。
解禁された映像では、無職のシングルファーザーであるデニス(ガーフィールド)と母親のリン(ローラ・ダーン)は、突然不動産仲介業者のリック(マイケル・シャノン)から家が銀行によって差し押さえられたことを告げられ、たった2分の猶予で強制退去させられる。デニスは、家族を守り家族の想い出が詰まった家を何としても取り戻したいという一心で、殺したいとさえ思ったリックのもとで働くことを決意。良心の呵責にさいなまれながらも、かつて自分が受けた仕打ちをする立場になっていく。しかし、それをリンに話すことができず、ついに親子が対立の時を迎えることになる様子を緊迫度いっぱいに捉えている。
絶望のどん底から虚構に満ちた成功を手にしたかと思えば、再び訪れる絶望という、ジェットコースターのようなデニスの苦悩を通じて、人生と“家”についての意味を問いかけるエモーショナルなドラマの一端を垣間見ることができる。