20世紀のファッション界を席巻したイヴ・サンローラン。1970年代半ば、絶頂期だったはずの彼に何があったのか──“モードの帝王”の世界的な大ブレイク直後、1967年から激動の10年間を描いた衝撃作『サンローラン』(原題:SAINT LAURENT)が、12月4日から公開されることが決定した。「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランは、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快楽を追い求めているうちに、遂にイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう──。2014年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門出品をはじめ、セザール賞では最多10部門にノミネート。同年のアカデミー賞にもフランス代表として選出されるなど各所で絶賛を浴び、本国フランスでは大ヒットを記録した。サンローランを演じるのは人気実力派俳優、ギャスパー・ウリエル。稀代の天才デザイナーをフェロモンたっぷりに熱演する。その他、『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥ、名匠・ヴィスコンティに愛されたヘルムート・バーガーらが出演。その豪華な顔ぶれに、フランスでは「近年最高のキャスティング」と話題になった。
SAINT LAURENT サンローラン
1965年に発表した“モ...
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