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新井淳平の小説を映画化した本作は、孤島へ拉致された落ちこぼれアイドルたちが、トップアイドルの座を懸けたデスゲームを繰り広げるさまを描いたバトルアクション『シンデレラゲーム』。10月1日に初日を迎え、初主演を務める山谷花純をはじめ、吉田明加、春川芽生、佐々木萌詠、清水あいり、阿知波妃皇、其原有沙、水木彩也子、西岡璃南が劇中と同じアイドル衣装を着て登壇、舞台挨拶を行った。
<山谷花純>
映画初主演、初日を迎えての感想
■山谷:沢山の方に集まっていただいて、本当に嬉しいです。怒涛の撮影期間を経て皆さんに届けることができてホッとしています。観てくれた方がどのような感想を下さるのかとても楽しみな気持ちでいっぱいです。お仕事自体は小さい頃からやらせていただいているのですが、真ん中に立つということが今回初めてで、慣れなくて不思議な気持ちです。
大変だったエピソード/印象的なエピソード
■山谷:ロケ地がジャングルのような場所で、虫や自然との闘いでした。
劇中のアイドル衣裳について
■山谷:1人1人衣裳さんの手作りなんです。各分野の方々の愛がつまった作品です。それは衣装からも感じます。
撮影時の演技について
■山谷:怒涛の撮影で、非現実的な設定で、役柄的にも人の死というものに敏感な役柄。自分を追い込んだほうが、作品にとっても自分にとってもプラスになるだろうなと思いました。初めての主演ということもあり、特別な思いがあったというのもあります。
最後に一言
■山谷:この撮影のクランクインの日に実は大切な人を亡くしました。得るものも多いけど、失くすものも多いなと、役を通してですが私自身も強く感じることができた、そんな作品になっています。夢というのは一人じゃ叶えることができないからこそ、たくさんの方に力を借りて、少しずつ一歩一歩大きく成長できたらいけたらいいなと、改めて思わせていただいた、そんな『シンデレラゲーム』という作品になりました。沢山の人にこの作品が届いたらいいなと思います。本日はありがとうございました。
<吉田明加>
劇中のアイドル衣裳について
■吉田:私はアイドルグルーブChu-Z(チューズ)に所属しているので、(衣裳を着ると)ライブのステージに立っているような気がして、役に入り易かったです。(普段着より落ち着くか聞かれ)やっぱりスイッチが入っちゃう!
大変だったエピソード/印象的なエピソード
■吉田:最初の、流されてきて海岸に寝転ぶシーンでは、虫がすぐそばにいるんです。でも動いたら監督から絶対殺されちゃうと思って(笑)。我慢して虫をずっと見ていると、逆に虫が可愛く見えてきました。
<春川芽生>
劇中のアイドル衣裳について
■春川:男装自体は趣味でやることもありますが。この靴が重くて、体感80kgぐらい。砂浜での撮影だったから余計に大変でした
<佐々木萌詠>
大変だったエピソード/印象的なエピソード
■佐々木:ロケ地は虫が多くて、見たことがないようなフナムシがいるんです。でも監督さんやスタッフのみなさんに、フナムシなんかで驚いている暇ないからねと言われました。
<清水あいり>
劇中のアイドル衣裳について
■清水:普段のグラビアの現場だと、水着でどれだけ出ても問題ないんですけど、こういう撮影の現場では気を使いましたね、出ちゃわないように…。でも無事でした。(監督に、ちょっと出てましたよね?と聞かれ)すぐ書かれちゃうからそういうのやめてください!(笑)
<阿知波妃皇>
裏切られた・騙されたエピソード
■阿知波:私は騙されても気付かないタイプなのですが、1つあります。ジャンクな食べ物を食べるのが大好なのですが、最近になって罪悪感が出てきて、食べるのをやめてました。でもこの前、友達からマクドナルドをどうしても食べたいと誘われたので、お店でセットメニュープラス単品をがっつり頼んで席についたら、友達がジュースしかいらないと…。誘ったのに食べないのかと思い少し裏切られた気持ちになりました。
<其原有沙>
裏切られた・騙されたエピソードを聞かれて
■其原:アイドルをやっていた時に、ファンの方が握手会で、私を推しメンにするからと言ったのに、次のライブの時に違うメンバーのアイドルを応援していた。ちょっと裏切られたなと思いました。
<水木彩也子>
劇中のアイドル衣裳について聞かれて
■水木:初めて衣裳合わせにいった際にお腹が出る服で、撮影までに何とかしなきゃと思いました。なので、筋トレの回数増やして衣裳が着れるように頑張りました。
<加納隼監督>
苦労したことを聞かれて
■加納監督:本当に暑くて、キャストの皆さんが倒れるんじゃないかとプロデューサーと心配していたのですが、唯一倒れたのが、体格の良い男性スタッフだったんです(笑)女の子の方が強いと思いました。
山谷花純さんの印象を聞かれて
■加納監督:凛としていました。貫禄もありましたが、撮影が終わった瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れたみたいで。脱力して泣きながら『毎日、殺されるんじゃないかと思って現場に来てました』と。そのときようやく『ああ、山谷さんはまだ10代の女の子だったんだ』って思い出すぐらいでした。