生田斗真主演×「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督最新作『秘密 THE TOP SECRET』が8月6日に初日を迎え、豪華出演者と監督による舞台挨拶が行われた。
満員の劇場にMCの呼びかけでキャスト陣が登場すると、会場には鳴り止まんばかりの拍手と歓声が沸き起こり、早くも熱気に包まれた。
まずはじめに、キャスト・監督陣が公開初日を迎えた喜びを語った。
映画の公開と同日に、リオデジャネイロオリンピックが開幕。
「第九」室長・薪剛役の生田斗真は、「オリンピックの開会式を見ずに、この映画を観に来てくださりありがとうございます!個人的にはカンボジア代表の猫ひろしさんを応援したいなと思っております。ニャー!」とギャグを交えながらも、「心を込めて作った作品ですので、楽しんでください」と挨拶した。
続いて、新人捜査官・青木一行役の岡田将生は、「自分自身大切に作った役ですので、色んな方々に見ていただきたいと思っています」と役に対する思い入れの深さを語った。
「第九」捜査官・鈴木克洋役の松坂桃李は、「この作品を見た後は、衝撃だったり、色んな感情が迫ってくると思います。その迫りくる何かを、ジェットコースターに乗った気分で体感してください」
監察医・三好雪子役の栗山千明は、「やっと公開という感じがしています。たくさんの方に観ていただけるのを楽しみにしています。最後までじっくりと楽しんでください」
物語の鍵を握る少女・絹子役の織田梨沙は、「頑張りました。映画を楽しんでいただけたら嬉しいです」
叩き上げの刑事・真鍋駿介役の大森南朋は、織田に続き「僕も頑張ったので、映画を楽しんでください」
そして、本作のメガホンをとった大友啓史監督は、「主演の生田さんをはじめ、キャスト陣が渾身のパフォーマンスを見せてくれました。この映画の見所は、難解でストレスが溜まるような役を、キャスト陣が魂を込めて演じてくれているところです。みなさんの心にまっすぐ届くと思いますので、是非楽しんで観てください」
先日カナダのモントリオールで開催されたワールドプレミアについて話が及ぶと、大友監督は「開演の1時間前から長蛇の列で、700人の会場が満席になりました。エンドロールの拍手が鳴りやまず、海外の方からはとても良いリアクションを受けました」と、早くも日本のみならず、海外からも本作に注目が集まっている様子。
次に、被害者の脳に残された記憶を映像化し、迷宮入りした事件を解決する本作の内容にちなみ「もし誰かの脳の中を覗けるとしたら、誰の脳を覗いてみたいですか?」というMCからの問いに対して、
生田は、「芸術家の脳を見てみたいです。横尾忠則さんの絵が好きなんですが、どうしたらあんな絵が書けるのかなと興味があります」
岡田は、「猫ひろしさんの脳です。ニャー!」とお決まりのギャグを披露。
松坂は、「漫画家の井上雄彦さんの脳は是非見てみたいです。歴史上の人物だと、織田信長。どのように死を迎えたのか、その映像を見たら歴史が変わるのではないかと、妄想が膨らみますね。」
栗山は、「イケメンの脳内映像を見てみたいなと。キャーキャー言われたり、同じような空間にいても違う風景が見えているんじゃないかなと思います」
続いて織田は、「飼い犬の脳を見てみたいです。いつも自分がどんな風に見られているのか、飼い犬から映る自分の姿を見たいです」
大森は、「生田さんの脳です。キャーキャー言われるのを体験しながらお酒を飲みたい」
大友監督は、「織田さんの脳を見てみたいです。今、隣でもじもじしているのに、映画では大きな存在感を出しているので」
ここで、舞台上に映画特製秘ミツ(メイプルシロップ)が入った樽が運び込まれ、生田の「秘密!」という掛け声と共に鏡開きが行われた。
最後に、大友監督が「キャストとスタッフ共に、魂を込めて作りました。色んな解釈ができ、楽しめる作品だと思います。最高のパフォーマンスができたと思っていますので、よろしくお願いします。」、生田が「魂を込めて本気でぶつかった作品です。この映画を観る前と観た後では、見える世界が違うのではないかと思います。それくらいの衝撃作品ですので、覚悟して観ていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。」とメッセージを送り、初日舞台挨拶を締めくくった。