シャネルを着て華々しく登壇 『裸足の季節』ジャパンプレミア

  • 登壇日:2016年6月9日(木)
  • 登壇者:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督、ギュネシ・シェンソイ、ドア・ドゥウシル、エリット・イシジャン、イライダ・アクドアン
  • 場所:エスパスイマージュ
シャネルを着て華々しく登壇 『裸足の季節』ジャパンプレミア1
シャネルを着て華々しく登壇 『裸足の季節』ジャパンプレミア2

提供:シネマクエスト

トルコの小さな村を舞台に、自由を奪われた美しい5人姉妹の末っ子ラーレが、運命を掴み取るため奮闘する姿を描いた『裸足の季節』。公開を控えた6月9日、ジャパンプレミアが行われた。

新たな美しい才能たちを、いち早く見つけることで知られるCHANELが、監督と女優陣を応援!デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督と姉妹を演じた4人の女優たちがCHANELの衣装で登壇。劇中とは少し違った、華やかで大人びた雰囲気。試写会で映画を観終えた観客は、監督と女優が登壇すると、あまりの可愛らしさに歓喜の悲鳴が沸いた。

全員今回が初来日。感想は…

■監督:日本に来ることができて、本当に幸せです。日本の皆さんに『裸足の季節』を観て頂くことができ、とても嬉しく思います。

■ドア:日本は来てみたい国のひとつでした。みんな心があたたかい人ばかりで、とても嬉しいです。

シャネルの衣装を着て登壇することについて。

■監督:シャネルの衣装を着るということは、甲冑を着る感覚に似ています。この作品が公開されるにあたり、トルコでは一部反発などもありました。そんな時、シャネルを着ると一回り強くなったような、わが身を守ってくれるような思いがしました。

■エリット:シャネルの衣装を着ることができて、とても嬉しい!エネルギーがもらえるような感じがします。

撮影中のエピソード

■監督:彼女たちは、実際の姉妹のようでした。5人で1つのキャラクターとして、とても一体感を持って演じてくれました。まるで子猫がからみあって、どれがどの腕かわからなくなっているような雰囲気。撮影が進むにつれて、末っ子役のギュネシをはじめみんなが成長していくのが分かって、印象的でした。

■イライダ:自然な絆をもって演じられました。撮影が終わっても私たちは本当の姉妹になったような感覚でつながっていました。各国の映画祭を回ったりする中で、同じ服を着たり、喧嘩をしたり…。たとえ別れていても、そうした姉妹のような関係性でいれるのです。

■ギュネシ:トゥーバ(次女セルマ役)が一緒に来日することができなくて、なんだか物足りない。彼女がいると、私たちはよりパワフルになれるんです。

『裸足の季節』で描かれる物語について

■ドア:これは、トルコでも実際にあることです。でも、みんな声をあげることができない。私は、このテーマを描いた映画に参加できたことはとても意味のあることだと思います。映画を通して、声をあげることができたんです。

■監督:大切なテーマを扱った映画を作ることができ、そして遥々日本でも観て頂くことができ本当に嬉しく思います。アートの歴史では女性はオブジェとして扱われることが多いけれど、主体なのだということを感じ、そして映画を通して、女性が置かれている状況についても考えてもらえればと思います。

世界中を飛び回り、三ヶ国語に堪能な日本の“新たな才能“10歳のアーティストLaraさんが、『裸足の季節』のために特別に描き下ろして頂いたイラストと花束をプレゼント。
映画をみた感想を尋ねられ「最後は泣いちゃった。みんながきれい。自分も5人姉妹の1人になった気がした」と答えると、監督、女優達は「可愛い…!」と絶叫。Laraさんをギュッと抱きしめての写真撮影も急遽行われた。

シャネルを着て華々しく登壇 『裸足の季節』ジャパンプレミア3
最終更新日
2016-06-16 13:40:13
提供
シネマクエスト

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