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板野友美が初主演を務める映画『のぞきめ』が4月2日(土)に公開を迎え、渋谷TOEIにて初日舞台挨拶が行われた。
舞台あいさつには主人公・三嶋彩乃を演じた板野友美、彩乃の恋人役を演じた注目の俳優・白石隼也、彩乃が取材した怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世を体当たりで演じた入来茉里、吉田鋼太郎演じる四十澤想一の若かりし姿を演じた玉城裕規、のぞきめ役を演じた石井心愛、そして本作のキーとなる老人・四十澤想一を演じた実力派俳優・吉田鋼太郎、さらに三木康一郎監督が登壇した。
公開初日のお祝いを兼ね“鏡開き”をするという建前で、本作のイベントで恒例となっている(?)サプライズを実施。キャスト陣が木槌を持ち、酒樽をたたくまでのカウントダウンのMCの掛け声が「3、2……」のタイミングで、怪異“のぞきめ”が樽の中から勢いよく登場!
案の定、板野は「キャー!!」と叫び、最高のリアクションをとった。
それでも「怖かったんですけど、うすうす(気づいて)…白石くんと、(樽の中に)いるんじゃない?と話してました」とコメント。のぞきめサプライズがお初の吉田は興味津々でのぞきめを覗き込み、耐性がついてしまった(?)他のキャスト陣は驚き笑いで、ドッキリ大成功となった。
まずは簡単に自己紹介をお願 い致します。
■板野:三嶋彩乃役を演じました板野友美です。公開初日にお越 しいただき、ありがとうございます。最後まで楽しんでください!
■白石:彩乃の恋人、津田信二役を演じました、白石隼也です。今日は楽しんで行ってください。よろしくお願いします。
■入来:大学生の和世役を演じました、入来茉里です。今日はありがとうございます。最後まで楽しんでいってください。
■玉城:吉田鋼太郎さん演じる四十澤の学生時を演じました玉城裕規です。短い時間ですが、楽しんで行ってください。よろしくお願いいたします。
■石井:巡礼の少女・スズ役、そして「のぞきめ」を演じました石井心愛です。今日はよろしくお願いいたします。
■吉田:四十澤想一を演じました吉田鋼太郎です。今日はおおいに怖がっていってください!
■三木監督:『のぞきめ』監督の三木康一郎です。本日はお越しいただきありがとうございます。楽しんでいってください!
いよいよ公開初日です。ここに立たれたお気持ちを教えてください。
■板野:ようやくこの日が来たというドキドキでいっぱいです。去年の今頃撮影をしていて、1年経ってやっと完成して皆さんにお披露目できるということでドキドキしています。
■白石:1年ぶりに(共演者の)皆とお会いしました。感慨深いです。
■入来:みんなで作ったものを今日からやっと観ていただけて、その反応が返ってくるのが楽しみです。
■玉城:僕はうれしい気持ちとともに、(吉田)鋼太郎さんにお会いするのが初めてなので、今会場にいる誰よりも緊張しています!心の中がバクバクです。
■石井:(撮影中は)特殊メイクをして歩いていたらみんながぎょっとした顔で驚いてくれるのでとっても楽しかったです。
■吉田:(玉城に向かって)今日初めて会って、彼の40年後が僕なんですけど、映画を観て「違うじゃん!」って突っ込まないように、寛容にお願いしますね!(笑)実は撮影初日、車で現場に向かったんですが、カーナビが全然違う方向を指していて、海側のはずなのに山側を指しているんです。Uターンも出来ず、どうにか戻ろうとして、崖すれすれで落ちそうになって……ロードサービスを呼びました(笑)。「呪い」もらったんですかね(笑)。
三木監督、撮影を終えて約1年です。今の心境を教え てください。
■三木監督:皆さんに過酷なことをさせてしまいましたが、皆の力でいいものが仕上がったのではないかと思います。
さて、この映画『のぞきめ』は日本最恐ホラーレーベル【角川ホラー文庫】が誇る秘蔵書籍の映画化ですから、もう皆さんはこれ以上は怖いもの無しかもしれませんが、せっかくなので、今後ホラー映画に出るとしたらどういった役柄が良いか、あくまで希望で構いませんので、教えて頂ければと思います。
■板野:ホラー映画がまた来たら、怖いですね(笑)。呪われない役がいいです。ホラーだけど、楽しい場面で登場する役でお願いします!
■白石:今回怖いシーンが多くて、肉体的にも精神的にもきつかったので、今度は脅かす役で!もしくは本筋に関係ない、本作だとつぶやきシローさんのような役(宿の主人)がいいですね(笑)
■入来:のぞかれる役だったので、今度はのぞくほう!それか、本筋とは関係ない役で(笑)
■玉城:じゃあ僕も本筋とは関係ない違うところで(笑)。まあ、でも悪魔顔と言われるので、「悪魔」で!顔面を徹底して役立てたいです。
■石井:怖い映画、苦手なので、ハートウォーミングな映画がいいです(笑)。でも続編があるとしたら、「のぞきめ」役でお願いします!
■吉田:僕も「のぞきめ」やりたい。いや「のぞき魔」ですかね(笑)。友美ちゃんを覗きたい!(笑)
三木監督は今後、どのような作品を撮りたいとお思いですか?
■三木監督:じゃあ中年老人が若い子を覗く…そういうのを撮ってみたいですね(笑)
それでは最後となりますが、それぞれお一言ずつ頂戴できればと思います。
■板野:初主演で不安いっぱいでしたが、共演者の皆さん、監督、スタッフといっしょに一つの作品をつくる素晴らしさを味わえました。この日を迎えられてうれしく思います。多くの人にこの作品が届いてくれたらと思います。ぜひ皆さんのお力を貸してください。よろしくお願いいたします。
■白石:数ある映画の中から、この映画を選んでくれてありがとうございます。ホラー映画ですが、ミステリー要素もあります。板野さんが宣伝を頑張っていたので、ヒットさせてあげたいです!SNSなどで口コミよろしくお願いいたします。
■入来:初主演映画は一生に一回しかないことなので、とも(板野)の初主演映画にいっしょに参加できてうれしいです。(板野さんに向かって)おめでとう!
■玉城:この作品に参加できて素敵な時間を過ごすことができました。作品の良さを感じていただけたらと思います。のぞかれる恐怖を伝染させてください!
■石井:(すずの)お母さんと一緒の幸せなシーンと後半の(のぞきめの)怖いシーンとの差がすごく出ているので、そこが見どころです!
■吉田:女子高生限定試写会で、廊下まで絶叫が聞こえてきたらしいと伝え聞きました。それほど怖いそうです!ともちゃんがボロボロになって、ここまでやるのか!というところが見どころですね。
■三木監督:ともちゃんは初主演ということで最初は不安いっぱいだったと思いますが、撮影が進むにつれていい表情になってがんばってくれました。ともちゃんの想いがつまった作品です。その想いを感じてくれたらと思います。