
フランスの新鋭アンヌ=ソフィー・バイイが初長編監督作として、シングルマザーと発達障がいのある息子との関係の揺らぎを描いた「私のすべて」が、2月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。場面写真が到着した。
パリ郊外に暮らすモナは、若くして発達障がいのある息子ジョエルを授かり、彼が30歳過ぎになる今日まで一人で育ててきた。そんな中、ジョエルと同じ施設で働くオセアンが、彼の子を身ごもる。それを知ったモナは動揺し、息子との絆が揺らぎ始める--。
アンヌ=ソフィー・バイイ監督は「犬の裁判」(2024)で共同脚本を務めたことでも知られる。モナ役を務めたのは、「女っ気なし」『エージェント物語』「悪なき殺人」などのロール・カラミー。若いカップルには、共に障がいを持つシャルル・ペッシア・ガレットとジュリー・フロジェが扮し、撮影時にはアクセシビリティ・コーディネーターが彼らをケアした。
作品は第81回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品され、オーサーズ・アンダー40賞最優秀監督賞、ソッリーゾ・ディヴェルソ賞最優秀外国語映画賞、フィルム・インプレッサ特別賞を受賞。さらに横浜フランス映画祭2025でも上映された。母子の新たな人生を祝福する、珠玉の物語に注目したい。
「私のすべて」
監督・脚本:アンヌ=ソフィー・バイイ
出演:ロール・カラミー、シャルル・ペッシア・ガレット
2024/フランス/95分/フランス語/カラー/ビスタ/5.1ch
原題:MON INSÉPARABLE 英題:My Everything 日本語字幕:岩辺いずみ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
提供:スターキャット 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム 宣伝:エスパース・サロウ
©2024 L.F.P.-LES FILMS PELLÉAS/FRANCE 3 CINEMA
公式サイト:https://cinema.starcat.co.jp/myeverything/

