牡蠣を通して環境とジェンダーを見つめる「水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―」

牡蠣を通して環境とジェンダーを見つめる「水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―」1
牡蠣を通して環境とジェンダーを見つめる「水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―」2

提供:キネマ旬報

牡蠣の生態を通して環境とジェンダーを見つめたドキュメンタリー「水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―」が、1月31日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。メインビジュアルが到着した。

かつてニューヨーク港には世界の牡蠣の半分が⽣息していたが、乱獲によりその数は激減した。しかし今、ニューヨーク市民により牡蠣を港に戻す活動が行われている。牡蠣は呼吸することで⽔を濾過し、牡蠣礁が小魚たちの住処になるとあって、環境再生手段の一つとして評価されているのだ。
本作は、牡蠣を通してニューヨーク湾に多様な⽣態系を取り戻し、湾の侵蝕を⾷い⽌めようと活動する団体や人々を追う。同時に、ノンバイナリーである監督のエミリー・パッカーは、繁殖のために性を転換するという牡蠣の特質に目を向けながら、人類のジェンダーをめぐる問題を提示していく。
フィクションシーンや映像資料も取り入れた、ユニークなドキュメンタリーだ。

「水の中で息をする ―彼女でも彼でもなく―」
監督:エミリー・パッカー
プロデューサー:トレイ・テルーオ
撮影:ジョン・マーティ
編集:リンジー・フィリップス、ベン・スティル
アメリカ/2023年/77分/英語
原題:Holding Back the Tide 字幕翻訳:⻄⼭敦⼦
デザイン:中野⾹ 配給協⼒:野崎敦⼦
配給宣伝:ブライトホース・フィルム
© Marginal Gap Films 2023
公式サイト:mizunonaka.brighthorse-film.com

最終更新日
2025-12-02 15:06:37
提供
キネマ旬報(引用元

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