第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアンドレア・アーノルド監督作「バード ここから羽ばたく」が、9月5日(金)より公開される。それを記念し、〈アンドレア・アーノルド監督セレクション〉として同監督の日本劇場未公開作「ワザリング・ハイツ 〜嵐が丘〜」(2011)と「COW/牛」(2021)を、8月30日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次上映することが決定。ポスタービジュアルが到着した。
イギリスのケント州出身のアンドレア・アーノルドは、1980年代に音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』にダンサーとして出演するなどテレビ業界で活動した後、映画監督に転身。「Wasp(原題)」(2003)でアカデミー賞短編映画賞を受賞し、長編の「Red Road(原題)」(2006)、「フィッシュ・タンク」(2009)、「アメリカン・ハニー」(2016)で3度のカンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた。
「ワザリング・ハイツ 〜嵐が丘〜」はエミリー・ブロンテの古典文学を映画化したもので、第68回ヴェネチア国際映画祭で撮影賞を受賞。「COW/牛」は酪農場で一頭の乳牛に密着したドキュメンタリーで、第74回カンヌ国際映画祭プレミア部門出品。アーノルドならではの作品世界に注目したい。
「ワザリング・ハイツ 〜嵐が丘〜」 © 2011 Wuthering Heights Films Limited Channel Four Television Corporation and The British Film Institute. All Rights Reserved 「COW/牛」 © Cow Film Ltd & British Broadcasting Corporation 2021
アンドレア・アーノルドの作品は不可欠。若さと動きを捉える彼女の手法は比類がない。
--ショーン・ベイカー
アンドレア・アーノルドは、実生活の中で親密さと詩情を見出す。彼女の姿勢をとても尊敬している。
--クロエ・ジャオ
〈アンドレア・アーノルド監督セレクション〉
提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:arnold-film.com
