第77回 カンヌ国際映画祭 カメラドールノミネート 「九月と七月の姉妹」画家・榎本マリコによるティザーポスター解禁

第77回 カンヌ国際映画祭 カメラドールノミネート 「九月と七月の姉妹」画家・榎本マリコによるティザーポスター解禁1
第77回 カンヌ国際映画祭 カメラドールノミネート 「九月と七月の姉妹」画家・榎本マリコによるティザーポスター解禁2

提供:キネマ旬報

第77回 カンヌ国際映画祭2024『ある視点』部⾨正式出品・カメラドール(新⼈監督賞)ノミネートした、我の強い姉と内気な妹のだんだん歪んでいく⽀配関係と強い絆を描いたデイジー・ジョンソンによる⻑編『九⽉と七⽉の姉妹』(東京創元社)が映画化。9⽉5⽇(⾦)に⽇本公開されることが決定。画家・榎本マリコによるティザーポスターが解禁した。

監督を務めたのは「アッテンバーグ」でヴェネツィア映画祭とアンジェ・プレミエール・プラン映画祭の最優秀⼥優賞を受賞し、ヨルゴス・ランティモス監督の公私ともに渡るパートナーとしても知られ同監督の「ロブスター」にも出演しているアリアン・ラベド。
姉妹愛、家族の絆、遺伝、思春期、欲望、権⼒といった普遍的なテーマを〈15 歳の少⼥ジュライの視点〉を通して、『まるで⽚⼿に宝物を、もう⽚⼿にメスを持って⼿術をするような感覚で』紡ぎ出す。

ティザーポスターを⼿掛けたのは、⽇本版⼩説の表紙のデザインを⼿がけ、⼩説『82年⽣まれ、キム・ジヨン』などの装画でも知られる画家・榎本マリコ。〈顔の無い〉2⼈の少⼥がお揃いのワンピースを着⽤して⼀つのフレームに並んで収まる姿は、⼀⾒可愛らしくありつつも、その深淵を覗き込めばぞっとするような不穏さを感じさせるデザインとなっている。
シーン写真は、セプテンバーが“2⼈だけのままごと“の最中に、ジュライを獲物を射るような⽬線で捉えたもの。セプテンバーとジュライ、無邪気ゆえに恐ろしい、歪な⽀配関係を切り取ったものとなっている。

Story
⽣まれたのはわずか10 か⽉違い、いつも⼀⼼同体のセプテンバーとジュライ。学校でのある事件をきっかけに、シングルマザーのシーラと姉妹はアイルランドの海辺近くにある亡⽗の家〈セトルハウス〉へと引っ越すことになる。新しい⽣活のなかで、次第にセプテンバーとの関係が変化していることに気づきはじめるジュライ。『セプテンバーは⾔う--』ただの戯れだったはずの命令ゲームは緊張を増していき、外界と隔絶された家の中には不穏な気配が満ちていく…。

「九⽉と七⽉の姉妹」
原題:September Says
監督・脚本:アリアン・ラベド
出演:ミア・サリア、パスカル・カン、ラキー・タクラー
原作:デイジー・ジョンソン『九⽉と七⽉の姉妹』(東京創元社刊)
© Sackville Film and Television Productions Limited / MFP GmbH / CryBaby Limited, British Broadcasting Corporation,ZDF/arte 2024

最終更新日
2025-05-02 16:21:31
提供
キネマ旬報(引用元

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