人工妊娠中絶が違法だった1960年代アメリカを舞台に、権利のために立ち上がった女性たちの実話を、エリザベス・バンクスとシガニー・ウィーバーの共演で映画化。第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された「コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー」が、3月22日(金)より全国公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。
1968年のシカゴ。裕福な主婦のジョイ(エリザベス・バンクス)は、妊娠により心臓病を悪化させる。だが中絶しようにも、違法ゆえ病院責任者の男性たちに拒否されてしまう。
そんな中で「妊娠?助けが必要?ジェーンに電話を」という張り紙を見たジョイは、安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンド団体〈ジェーン〉に辿り着き、窮地を救われる。そしてジェーンの一員となり、中絶が必要な女性たちのために奮闘する--。
監督は「キャロル」(15)の脚本を手掛けたフィリス・ナジー、プロデューサーは「ダラス・バイヤーズクラブ」(13)「バービー」(23)のロビー・ブレナー。
実在した〈ジェーン〉は、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけ、推定12,000人を救ったといわれる。アメリカ連邦最高裁が中絶を合法とした1973年の歴史的判決〈ロー対ウェイド事件〉から50年、再びアメリカで違法とする動きが活発化する中で、観るべき一本の登場だ。
「コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー」
監督・脚本:フィリス・ナジー プロデューサー:ロビー・ブレナー
出演:エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー
2022年/アメリカ/原題:Call Jane/PG12 配給:プレシディオ
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公式サイト:https://www.call-jane.jp