提供:キネマ旬報
鬼才アベル・フェラーラがハーヴェイ・カイテルを主演に迎え、悪徳警部補の暴力性と贖罪の行方を描いた問題作「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」(1992)が、1月19日(金)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開。場面写真が到着した。
麻薬、賭博、買春など悪行に明け暮れるニューヨークの警部補LT(ハーヴェイ・カイテル)。ある日、尼僧が強姦されるというショッキングな事件が起き、彼は懸賞金5万ドルで借金をカバーしようと犯人探しに乗り出す。だが、犯人を許そうとする尼僧の信仰深さに触れ、自分の弱さと罪を悔いることに……。
過激な内容で物議を醸すと同時に、カトリシズムと贖罪を真っ向から描いたとして評価された本作。撮影は多くのアベル・フェラーラ作品を手掛け、2023年12月に亡くなったゲリラスタイルの名手ケン・ケルシュ。改めて衝撃と対峙されたい。
「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」
監督:アベル・フェラーラ 脚本:ゾーイ・ルンド、アベル・フェラーラ 撮影:ケン・ケルシュ 音楽:ジョー・デリア 製作:エドワード・R・プレスマン、メアリー・ケイン
出演:ハーヴェイ・カイテル、ゾーイ・ルンド、ヴィクター・アルゴ、ポール・ヒップ
原題:Bad Lieutenant
1992年/アメリカ/カラー/96分
© 1992 Bad Lt. PRODUCTIONS, INC
公式サイト:badl-japan.com