提供:キネマ旬報
イスラム組織ハマスに対するイスラエル軍の報復攻撃により、ガザ地区で被害が深刻化している。そうした現状を受け、ガザで自由を求めてサーフィンに興じる若者たちを捉えたドキュメンタリー「ガザ・サーフ・クラブ」(2016)が、1月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで緊急公開される。
イスラエルとエジプトに挟まれた狭い土地に、約200万人が暮らすガザ。経済封鎖により物資の出入りは少なく、若者たちは仕事も未来への展望も持てずにいる。2014年のハマスとイスラエルによる武力衝突では、多くの人命が奪われた。
そうした状況でも若者たちは海に繰り出し、サーフィンに興じている。厳しい制裁にもかかわらず、多大な努力によって約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、サーフ・コミュニティがにわかに盛り上がっているのだ。彼らは遥か先の自由な世界を見据えるが、そこへ至る路はあるのか--。
なおパレスチナ人民連帯国際デーの11月29日(水)には、「ガザ・サーフ・クラブ」特別先行オンライン上映シンポジウムが行われる(詳細はこちら)。
「ガザ・サーフ・クラブ」
監督・脚本:フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ
製作総指揮:ミッキー・ヤミネ
プロデューサー:ベニー・タイゼン、ステファニー・ヤミネ、アンドレアス・シャープ
撮影:ニクラス・リード・ミドルトン
編集:マレーネ・アスマン、ヘルマール・ユングマン
音楽:サリー・ハニー
出演:サバーフ・アブ・ガネム、モハメド・アブー・ジャヤブ、イブラヒーム・アラファト
原語:アラビア語/英語/ハワイ語 字幕:日本語
配給:ユナイテッドピープル 字幕:額賀深雪 字幕監修:岡真理
2016年/ドイツ/87分
https://unitedpeople.jp/gazasurf