提供:キネマ旬報
ティーンエイジャーのバイブルとされたダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルを、「クラム」(1994)のテリー・ツワイゴフ監督により映画化。「ダメに生きる」というキャッチコピーとともに大反響を呼んだ “低体温系” 青春映画「ゴーストワールド」(2001)が、11月23日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかでリバイバル公開される。場面写真が到着した。
写真が捉えるのは、主人公のイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)、レコードマニアの中年男シーモア(スティーブ・ブシェミ)、ヌンチャク男(デイヴ・シェリダン)など。今は亡きブラッド・レンフロもうっすらと写る。
映画は2002年アカデミー賞脚色賞をはじめ多くの賞にノミネートされた。そして近年は『ユーフォリア/EUPHORIA』(2019〜)などに影響を与え、「時代を先取りしていた」(Los Angeles Magazine)と再評価されている。カミング・オブ・エイジの名作、22年ぶりの公開に期待したい。
Story
1990年代のアメリカ郊外。幼なじみで親友のイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)は、高校を卒業したものの進路を決めず、町をぶらついては面白いことを探している。そんな中で出会ったのが、レコードマニアの中年男シーモア(スティーブ・ブシェミ)。ダサくても独自の世界を持つ彼に興味を抱いたイーニドは、“理解者” となって奇妙な友情を育む。一方でレベッカは地元のコーヒーショップに就職し、社会と折り合って自立しようとしていた。同居を計画していた二人に溝が生まれ……。
「ゴーストワールド」
出演:ソーラ・バーチ、スカーレット・ヨハンソン、スティーヴ・ブシェミ、ブラッド・レンフロ
監督:テリー・ツワイゴフ 原作:ダニエル・クロウズ 脚本:ダニエル・クロウズ、テリー・ツワイゴフ 製作:ジョン・マルコヴィッチ 撮影:アフォンソ・ビアト 編集:キャロル・クラヴェッツ=エイカニアン、マイケル・R・ミラー プロダクション・デザイン:エドワード・T・マカヴォイ 衣装デザイン:メアリー・ゾフレス 音楽:デヴィッド・キティ
2001年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/111分/原題:GHOST WORLD/字幕翻訳:石田泰子
配給・宣伝:サンリスフィルム
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公式サイト:https://senlisfilms.jp/ghostworld/