『ステイン・アライヴ』をはじめ数々のヒット曲を送り出し、一世を風靡した3兄弟グループ〈ビー・ジーズ〉の軌跡を辿るドキュメンタリー「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」が、11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかで全国公開。ビー・ジーズとマネージャーのロバート・スティグウッドとの出会いを、エリック・クラプトンの証言とともに紹介する特別映像が到着した。
特別映像は、ロバート・スティグウッドがテレビ出演でビー・ジーズの魅力を語る場面からスタート。「デモテープを聴いて大きな衝撃を受けた。そこには今まで聴いたことがない“最高のハーモニーとメロディー”があった」と微笑む。
そして1965年にオーストラリアのテレビでビー・ジーズが『Wine & Women』を演奏する映像の後、クリームのエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースが紹介される。
イギリス出身のビー・ジーズは、移住したオーストラリアで幼少期より歌い始め、1967年に『スピックス&スペックス』が全豪ナンバーワンヒット。その後、イギリスに戻って音楽活動を本格化させる。
当時はビートルズが世界の音楽シーンを席巻し、イギリスはロックの王国として君臨していた。そこでビー・ジーズが目をつけたのが、ビートルズの育ての親である敏腕マネージャー、ブライアン・エスプタインが経営するマネージメント会社[NEMS|ネムズ]だった。
ビー・ジーズが送ったデモテープにブライアンは興味を持ち、「ロバートの仕事だ。豪州出身のあいつに任せろ」と、クリームを担当していたロバート・スティグウッドをマネージャーに指名したのだ。
この経緯を知らなかったエリック・クラプトンは、ロバートのお気に入りだったビー・ジーズを妬み、「当時のロバートはクリームの、僕らの専属だと思っていたからとても驚いたよ」と告白。そして「ロバートは奇人変人の類いだった。オーストラリア出身だが話し方は英国紳士のようで、派手なネクタイをして、撫でつけたような髪形で……何者かと思っていた」と、ユニークな存在感を証言する。
さらに、バリー・ギブの「ロバートは育ての親だ」、ロバートの「彼らの才能は誰の目にも明らかだった」という言葉に重ねて、若き日のビー・ジーズが移動の車中ではしゃぐ姿が映し出される。
▲ビー・ジーズ3兄弟(左)とロバート・スティグウッド(右)
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配給:STAR CHANNEL MOVIES
︎ 成功と逆風に彩られた兄弟グループのキャリアとは?「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」