第 75 回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員賞)を受賞し、世界各国の映画祭で絶賛された映画『アニカの伝言』(11 月 27 日(金)よりユーロスペース、Stranger ほか全国順次公開)より、動物と話せる主人公アニカと引きこもりの猫の“セッション”を捉えた本編映像&新場面写真 9 点を解禁。
第 75 回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員賞)受賞ほか世界の映画祭で絶賛!
アルゼンチン映画界の気鋭が贈る、静かな抵抗と光を灯す希望の<映像詩>
土ぼこりが舞い、とうもろこし畑が広がるアルゼンチンの片田舎。動物と意思疎通ができる“特別な能力”を持つアニカは、祖母ミリアムとそのパートナーのロジェとともに、古びたキャンピングカーで各地を巡っている。彼らは道ゆく先々で、アニカの能力を活かしたセラピーを行い、その報酬で生計を立てていた。アニカが心を通わせるのは、引きこもりの猫、死期の近い犬、兄弟を探すハリネズミ、そして道中で出会ったカピバラ。アニカの純粋な心が、彼女と関わる動物や人々の孤独をそっと癒していく──。そんなある日、アニカたちは事情があって離れて暮らす母親のもとを訪れる。
第 75 回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員賞)の受賞を皮切りに、第 73 回サン・セバスチャン国際映画祭、第49 回香港国際映画祭など世界各国の映画祭で称賛された映画『アニカの伝言』は、魔法のような子どもの成⻑と、家族のきずなを全編モノクロで綴ったロードムービー。監督は、カンヌやヴェネツィアなど国際映画祭で注目を集めてきた気鋭の映像作家、イバン・フンド。即興を取り入れながら、実の家族や過去作を共にした仲間など、信頼で結ばれたキャスト・スタッフあわせて 10 名ほどの少数体制で撮影を行なった。
2023 年 12 月に自由至上主義を掲げるハビエル・ミレイ政権が発足以降、極度の緊縮財政により経済不安が広がるアルゼンチンの現代社会を背景に制作された本作。映画支援の予算も大幅に削減される中、フンド監督は「今の社会を生き延びるための一つの方法を描きました。現代に<詩的な>映画を作ることは、一種の政治的抵抗になっていると思います」と語る。広大な大地から生み出される詩的なリズムと、まばゆいばかりの映像美──混沌とした時代に生きる人々の心に光を灯す<映像詩>が、忘れられない映像体験となって、観る者の心へと響く。
家政婦ならぬ猫は見た! 飼い主の不貞を目撃し、引きこもりに...
動物と話せる少女と秘密を抱えた猫の“セッション”を捉えた本編映像&新場面写真 9 点解禁!
今回公開された本編映像は、依頼を受けた主人公のアニカが、引きこもってしまった猫と“セッション”を行うシーン。猫をじっと見つめ、心を通わせようとするアニカは「主婦には秘密があって猫はそれを知ってる」と語り始める。
続けて、「診察の時の獣医と彼女を猫はのぞいてる。猫の病気はただの口実だと分かってる。見つめ合い、触れ合って、ほほえむ。猫は聞いてる。奥の部屋で何をしてるか。一緒にいるのを見てる」と、猫の病気を口実に、飼い主とかかりつけの獣医が不貞を働いていることを暴露してしまうのだった。立ち会ったミリアムは、終始気まずそうな表情。セッションを終えたアニカは、「元気で。ジュニオール」と猫の名を呼ぶ。ロジェは、飼い主から報酬を受け取る。映像の最後には、その様子を壁の陰からこっそりのぞき見る猫ジュニオールが映し出される。まるで、ドラマ「家政婦は見た!」の名場面を思い起こさせる一幕だ。ふてぶてしくも愛らしい猫の表情に加え、アニカ、ミリアム、ロジェの三者それぞれの役割がうかがえるシーンとなっている。
あわせて解禁された新場面写真には、アニカが満面の笑みで食卓を囲む団らんのひとときや、離れて暮らす母とアニカが再会する場面など、家族の温もりが伝わるものに加え、牧草地で馬と交流するアニカや、光が差し込むトウモロコシ畑に佇むアニカの姿など、豊かな自然を感じさせるカットが収められている。
映画『アニカの伝言』は、11 月 27 日(金)ユーロスペース、Stranger ほか全国順次公開。
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『アニカの伝言』
11月27日(金)ユーロスペース、Strangerほか全国順次公開
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