南九州一の繁華街、鹿児島県の天文館を舞台にした映画『天文館探偵物語』が、2025年11月21日(金)より舞台である鹿児島県にて先行公開中。昨年5月、7月、10月と合計約1ケ月間に渡り撮影をし、約 1 年を経てロケ地である鹿児島県での先行公開がスタートし、好スタートを切りました。
いち早く見た観客の感想では、「見慣れた景色が沢山出てきて嬉しかった!」「古くからある街と人情が奏でる素敵なドラマだった」「もう映る場面全部分かるー!くらいの街に寺西さんがいるって感動。」「出てくるところ全部が地元すぎて毎日聖地巡礼できる。」など、地元だからこそ、日々見慣れている街並みが映画の中で描かれてることと合わせて、楽しみつつ、そこにキャスト陣が息づいていることに想いを馳せながら楽しむファンが続出しました。
そして、主演の寺西拓人を始め、ヒロインを演じた大原優乃、地元・鹿児島出身の肥後遼太郎、寺西と共に舞台の本番真っ最中な中駆けつけた重鎮・西岡德馬、そして、肥後同様鹿児島出身キャストの新名真郎も急きょ登壇が決定。メインキャストが揃い、撮影で協力した鹿児島県の皆さんへのお礼と共に、公開を祝し、舞台挨拶を実施。また、今回、ヒロインを務る大原優乃が<鹿児島ファン拡大アンバサダー>を務めており、また本作への支援もしている鹿児島市より、鹿児島市観光交流局長・堀ノ内勇 氏より公開を祝し、映画を代表し諸江亮監督へ花束の贈呈する一幕もあり、穏やかで温かなムードに包まれたイベントとなりました。
<イベント概要>
【日程】:11 月26日(木) 13:50~14:20(30 分) *上映後舞台挨拶
【場所】:TOHO シネマズ与次郎 (鹿児島市与次郎 1-11-1 フレスポジャングルパーク 2F)
【登壇】:寺西拓人/大原優乃/肥後遼太郎/西岡德馬/新名真郎/諸江亮監督
劇場には、多くの観客が詰めかけ、地元出身の大原は「この映画は、故郷でお芝居をするという私の主張を一つ叶えてく
ださった大事な作品」、肥後も「地元で舞台演出ができることが本当に幸せです。」とあいさつ。
改めて撮影中の印象的なエピソードを聞かれ、寺西は「鹿児島の皆さんは、なじみのある景色が皆さんあるんだな、と。その辺に行けば、僕が走ってた場所とかがあるの
で、聖地巡礼してみてください。中でも、街中を実際に走ったのがすごく楽しかったですね。」と明かすと、MCからご自身の足で走るシーンだけでなく、路面電車と一緒に走るシーンも緊迫感があったと感想を伝えると、路面電車と追走する聖地巡礼をイメージした寺西がすかざす「あれはやらないでください!はい。あれはダメですよ。」と注意を向け、笑いを誘いました。
大原は「一番この現場で私が NG 出してしまったのが、主人公の宇佐美さんと出会うシーンなんですけど、“二兎を追う者は一兎をも得ず、でも二兎とも捕まえちゃった”ていう冒頭のシーンなんですが、役としては、すごく危機感を覚えるシーンではあるんですけど、とてもシュールな状況で、何をやってるおいおいと思って(笑)。そこがすごい印象深かったです。」とNG を出したシーンを振り返りました。
本作で、大原演じる凪の息子が誘拐され、助け出そうとする工場のシーンをあげた肥後は「工場で撮影してる時はずっと現場にいて見させていただいてたんですけど、カットがかかるたびに翔真君が自分からパイプ椅子に戻ってるのがすごい可愛くて。そうだなあと思って、自分で縛られに行ってて、すごい可愛かった」と語りました。
また、西岡は撮影当時は初共演だった寺西と今は舞台で共演中のため、その役柄の違いにを馳せ「やっぱり寺のいいところ一番出てる。皆さんは、この人(寺西)の外見はよくわかるでしょうけども、内見、内面まではよく知らないでしょ。あの映画に出てくるあの男、そのまんまです。そういう優しい、素敵な男。それが僕が今、何ヶ月か一緒にいて、感じてる」と、主人公の宇佐美蓮が寺西の内面と似ていると伝えると共に、女性の観客が多い客席に向かい「何回目ご覧になってますか?この映画、5 回目からがね、すごく面白くなるのお。3 回目だとまだちょっとね、5 回、6 回見るとね、どんどんどんどん面白いのが出てくる」と、会場の笑いを誘い温かい雰囲気に。
西岡に主人公と似て素敵な男と言われた寺西は、「嬉しいですね、本当に。」照れながらも、寺西の撮影初日が西岡演じる政治家と対峙する緊迫感あるシーンで、「さすがに怖かったですね。今でこそでもこうして一緒させていただいて、すごくありがたいなと思います。」と西岡との縁を振り返りました。
そして、本作の主人公の寺西が演じる蓮と肥後が演じる健斗は、ペットの亀を探したり、困ってる凪に託児所や仕事を紹介したりと本当に人情に厚いキャラクター。本作ではこうした困っている人を助け合える鹿児島県民の持つ「人情」がテーマになっていることにちなみに、この鹿児島で人情や温かさを感じたエピソードを聞かれると、
寺西は「1年ぶりに鹿児島に来て、スタッフや街の人から『おかえり』って言ってくださるんですよね。それがなんかすごくあったかい街だな」としみじみ。「撮影で 2 週間位だったのに、それでも「おかえり」って言ってくれるんだと、すごく感動しました」と明かす。
最後にメッセージとして諸江監督から「皆さんの表情がすごくいいので、次に見るときには表情とか間の芝居とか、そういうところに注目してみていただけると嬉しいです。」と見所を語り、会場から大きなの拍手に包まれた。
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『天文館探偵物語』
【配給】 ア イエス・フィールド/S・D・P
鹿児島県先行公開中
12月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
Ⓒ2025「天文館探偵物語」製作委員会








