原作漫画は連載開始からわずか4年で世界累計発行部数1,000万部を突破、さらにアニメ、舞台、ゲーム化とその人気ぶりがますます加速を続ける、今最もアツい注目を集める『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』がついに実写映画化!12月5日(金)公開となる。
この度、公開目前の熱気が最高潮に達する中、11月26日(水)に<完成披露試写会>を実施。
●ファン大熱狂!グリーンカーペットイベント
本編上映に先立って行われた“グリーンカーペット”イベントには、豪華キャストと萩原監督が勢ぞろい。<防風鈴>を象徴するグリーンの階段に姿を現した瞬間、会場の熱気は一気に高まった。パフォーマーたちが旗を翻しながら先導すると、キャスト陣がゆっくりと階段を下りて登場──完成披露にふさわしい華やかさとスケール感に、観客は開始早々から大興奮!
男性キャスト陣は黒を基調としたスタイルで統一され、紅一点の八木莉可子は気品漂うゴールドのドレスで登場。水上恒司が八木の手を取ってエスコートしながら階段を下りると、観客席からは大きな歓声が。続いて木戸大聖と上杉柊平が、照れ笑いを浮かべる綱啓永を両側から支える“二段エスコート”で登場し、早くも和やかなムードをつくり上げた。
本作の主人公・桜遥を演じた水上恒司は、「レッドではなくグリーンカーペットなので CG がやりやすそうだなと思います(笑)」と会場を笑わせつつ、「いろんな方に見守られながらのイベントで光栄です」と挨拶。さらに、11 月 26 日に誕生日を迎えた濱尾ノリタカを「今日は誕生日なので!」と紹介すると、濱尾が「いいやつだな!」と照れつつ嬉しそうにコメントする一幕も。劇中では敵対チームとして激突する立場ながら、ステージでは息の合った距離感で会場をほっこりさせた。
ようやく観客の前に作品を届けられる喜びについて、水上は「ワクワクと緊張が入り混じっています。令和ならではのヤンキー映画として、観るに値する作品にするためにキャスト・スタッフ全員で議論しながら作りました」と噛み締めるように語る。桜を真っ先に慕う楡井秋彦役の木戸大聖は「こうして観てもらえる瞬間が、やっぱり一番嬉しい」としみじみ。皆を見守る紅一点・橘ことはを体現した八木莉可子も、「原作へのリスペクトを大切にしながら、新しい魅力も届けられたら嬉しいです」と笑顔を見せた。
続いて、“街を守る正義の不良”という新たな不良像に挑んだキャラクター作りの話題へ。仲間想いでありながら謎めいた蘇枋隼飛を演じた綱啓永は、「この作品の魅力はアクションにもあると思う。ただの殺陣ではなく拳ひとつひとつに感情を乗せることを意識しました」と表現へのこだわりを告白。防風鈴きっての武闘派・柊登馬を演じた中沢元紀は、「風鈴高校 3 年生としての風格と、“拳一発の重み”に気を配りました」と役作りを語る。防風鈴の総代・梅宮一を演じた上杉柊平は、「総代として桜たちをどう導くかを常に考えていました」と真面目に語るも、水上から突然「実は上杉さん、過去の作品でアクションの動きが分からなくなっちゃって“完全に迷子”だったことあるんですよ(笑)」と暴露され、会場は一気に爆笑ムードに。上杉は「彼にはずっといじられ続けていたけど、威厳を見せないといけないと思って、現場ではどっしりしていたつもりです!」と返し会場を沸かせていた。
防風鈴と敵対しながらもどこかに葛藤と信念を秘めた<獅子頭連>のキャラクターについて問われると、防風鈴を狙う獅子頭連の頭取・兎耳山丁子を演じた山下幸輝は、「笑っているのに目が笑っていない兎耳山の不気味さと、未成年らしい葛藤の両方を意識しました」とキャラクター解釈を語る。
獅子頭連の副頭取・十亀条を演じた濱尾ノリタカは、「No.2 の苦悩を丁寧に描けるよう意識した」と語った。劇中で十亀が履く下駄にちなみ、濱尾は普段から下駄を履くなど徹底して役に入り込んでいた。そんな濱尾が「アクションが不安な自分を水上くんがサポートしてくれて...でもお腹に思いきり当てられたこともありました(笑)」と明かすと、水上が「当てたほうがやりやすいと思って!」と即ツッコミ。さらに綱が「二人はずっとこんな感じでした!」と追い打ちをかけ、会場は爆笑に包まれた。キャストの空気感を温かく見守りながら、萩原監督は「原作が愛されている作品なので、ファンの皆さんにどう受け取っていただけるのか楽しみです」としみじみ。
最後には、水上が「この作品は、人の弱さや痛みを大切に作り上げたアクション映画です。爽快なアクションもたくさんありますので、感じるままに気楽に楽しんでいただけたら嬉しいで限りす」と力強いメッセージで締めくくり、グリーンカーペットは熱狂のまま幕を閉じた。
●キャスト&監督のトークで会場大盛り上がり!上映前舞台挨拶
グリーンカーペットイベントの熱気が冷めやらぬ中、上映前舞台挨拶がスタート。会場からの大歓声を受けながら、水上は防風鈴、濱尾は獅子頭連の旗を掲げながら客席を通ってステージに登場した。
ついに本編お披露目となることについて、水上は「僕自身、喧嘩の経験はありませんが、この令和の時代にこの作品を届ける意味を考え抜きました。完成した映画を観たとき、丁寧に描いた結果が報われ、一本の芯が通った作品になったと感じました。原作ファンもそうでない方も楽しんでいただければ嬉しいですし、どんな感想をもっていただけるかワクワクしています」と期待を語った。木戸は、「この映画を観たら、これまでのヤンキーものの概念が変わると思います。アクションも迫力がありますが、人情の部分や緩急もしっかり描かれていますので、ぜひ楽しんでください」と自信をのぞかせた。八木は「私自身、原作やアニメの『WIND BREAKER』の大ファンになって、この作品に挑ませていただきました。映画では、素晴らしい原作が持つ素敵なメッセージはそのままに、生身の俳優によるアクションが加わり、原作の魅力を新たな角度で引き出せていると思います。いちファンとしても感動したので、ぜひ楽しんでみていただけると幸いです」と熱弁した。綱は、「原作のファンとして期待していた以上の作品になりました。三次元でしか表現できない心情もしっかり込められています。素直な感想を広めていただけると嬉しいです」と語った。中沢は、「アクションはもちろん、友情や感情の部分も深く描かれています。観た方の率直な感想も楽しみにしています」と述べた。山下は、「防風鈴たちが守っている商店街や獅子頭連のアジトなど、細部まで作り込まれた美術にも引き込まれました。アクションシーンも予想以上の壮大さで、これまでの不良モノ作品とは違う爽やかな風を吹かせる作品になっていると思います。感想、ニヤニヤしながら待ってます!」と満面の笑み。濱尾は、「人と向き合うことや誰かに頼ることの大切さが描かれている作品です。自分ゴトとしても楽しめる作品だと思うので、心を動かされながら楽しんでいただければ」と噛み締めるように語った。上杉は、「撮影前に監督と、『観終わったお客さまが誰かを殴りたくなる映画ではなく、身近な誰かを守りたくなる映画にしたい』と話していました。その想いを大切に撮影してきたので、温かいものを感じる作品にできたと思います。たくさんアクションもありますが、守りたくなる、弱さを見せてもいいと感じられる部分にフィーチャーしているのも特徴です。なかなかないヤンキー映画になったと思うので、これから映画館で体感してもらえると思うと楽しみでしょうがありません!」と自信をのぞかせた。萩原監督は、「映画は完成に向けて少しずつ形を変えていきましたが、その過程でキャラクターの成長も見えてきました。主人公は桜ですが、全員の人生が詰まっている作品です。喧嘩経験の有無に関わらず、きっと共感できるキャラクターがいると思います。ぜひ映画ならではの魅力を楽しんでほしいです」と熱い想いを語った。
物語は、風鈴高校の“てっぺん”を目指す桜と真っ直ぐぶつかる楡井の出会いから幕を開ける。水上は、木戸との関係についても触れ、「桜が将来“てっぺん”になるとしたら、隣にいるのは楡井だと思っています。楡井役の木戸さんとの演技が大事だと持っていましたが、桜にとっての楡井を、木戸さんも大切にしてくれていました」と、二人の関係性を大事に演じられた手ごたえを明かす。木戸も「「恒司と初めてこの作品で共演し、演技のやり取りを通して、楡井として桜を理解していく過程が、自分自身とリンクしました。楡井としてもいち俳優としても楽しい時間で、桜を恒司が演じてくれてよかったとおもうし、二人のシーンを創り上げられたことがすごく嬉しかったです」と振り返った。さらに水上は、完成した映画でカットされたシーンについても触れ、「楡井が荷物からリンゴを落とす場面が面白かったのですが、本編ではカットされました。監督、DVD の特典とかになることがあれば入れて欲しいです!」とまさかの直談判に会場も笑顔に。八木は座長・水上の姿勢に感銘を受けたといい、「まわりへの気遣いがすごい。自分だけでなくスタッフへの配慮も細やかで、いろんな視点から物事が見えていて、リスペクトしかないです」と語った。水上は「実は八木さん演じることはから叩かれるシーンで、いまだに右肩が上がりづらくて...」と照れ笑いし、八木も「そんな強くないですよ!」とツッコんで会場の笑いを誘っていた。
街を守る信念を胸に獅子頭連と戦う防風鈴のアクションシーンについて、綱は「風が吹く中でのアクションは大変でした。原作ではタイマンですが、映画では乱闘のように見せていて、共闘やキャラクター同士の関係性が深く描かれています」と見どころを語る。中沢は、「柊は他のキャラクターとは異なる戦闘スタイルを意識しました。強風の中での撮影もあり、何日もかけて丁寧に撮影したので、アクションは大きな魅力の一つです」と振り返った。
両軍の大将同士の心理描写を交えた激闘シーンでは、山下は「初めての大きなアクションで最初は気を遣っていましたが、対決する梅宮役の上杉さんに甘えることでうまくいきました。僕と上杉さん、兎耳山と梅ちゃんの関係と重なるところもあって、すごく楽しくやらせていただきました」とコメント。上杉も「僕も山下君には甘えさせてもらった。練習から本番まで、山下君の熱量に引っ張られてお互いに高め合って、いいシーンができました」と撮影を振り返り、息詰まる戦いの舞台裏を語った。
白熱の桜 VS 十亀のタイマンについて、水上は「濱尾君演じる十亀は、戦闘スタイルや下駄、長髪、サングラスなど独特で、やりあったときに色々難しかった。ぼくらの演技が成立しても、カメラが入りきらないこともあります。キャストスタッフ一同がベストを尽くして奇跡の瞬間を狙いました」と振り返った。対する濱尾は、「水上君に引っ張ってもらい、アクション経験が少ない自分も思いきり挑めました。最初は色々相談していたのに、いつのまにか黙って挑んでいける時間が生まれ始めたりして、役者として貴重な経験詰ませて頂けたなと思います」とアクション練習の熱気を振り返り、舞台を沸かせた。
オール沖縄ロケで 2 か月間を共に過ごし絆を深めていったキャスト陣。共演者同士の意外なエピソードの話題になると、水上が「上杉さん、クールに見えるけど、いじるほど面白いんですよ!」と明かすと、上杉も「あなただけよ、いじってたの!」と笑いを誘った。木戸も「オフ日も一緒に過ごして、やっとこの人の面白さに気づきました(笑)」と補足。さらに、上杉は他のメンバーより撮影参加が遅れたため、合流後に食事会があったことを明かす。これに木戸が「その食事の場でも、恒司さんは以前共演したことがあるからすでに仲良くて、遠慮なくいじりに行くんですよ。沖縄のオフ日も一緒に過ごして、なるほどこの人、面白いぞって(笑)」と続けると、濱尾が「ちょっと待って!僕と上杉さんと木戸君で撮影後に三人で行こうって言ってたのに、もう二人で行っちゃったの!?なんで連絡くれないんですか!」と悲鳴のようにツッコミ。水上は満面の笑みで「察しろよ!俺がいるから!」と返し、会場は大爆笑。絶妙な連携プレイとキャスト陣の仲の良さ、意外な素顔が垣間見え、客席も大盛り上がりとなった。
続いては、本作のキャッチコピー「仲間とともに。守り抜く」にちなみ、キャストがそれぞれ「これだけは守り抜きたい!」というものを手書きで披露するコーナーへ。水上が「家族そして仲間たち」、綱が「仲間との時間」、山下が「家族」と、映画のように絆を重んじた言葉を披露。濱尾は「心の機微を大事に生きたい」として「エモーション」という言葉を掲げ、木戸は「やっぱり大事にしたい」として「好奇心」と言う言葉をチョイス。八木は「みなさんそんな真剣に描くとは・・・」と恥ずかしそうに「こたつ」と書いたフリップを掲げ、「冬はこたつには入っててる時間が至福で、一人暮らしなのにこたつがあるのかと言われてしまうこともあるんですが、こたつは自分にとって大事なので守り抜きたいです!」と熱弁して会場を笑わせた。上杉は「健康」の文字を挙げながら「キャストの中では年長ですし、中から外から健康です!」と宣言。中沢も「インフルエンザが流行っているので...」と「喉の調子」を挙げて健康意識の高さが伝わった。萩原監督は「鰾 (うきぶくろ)に行く」というフリップが。「獅子頭連の有馬を演じている高橋里恩が働いている居酒屋で、まだ行けていないので約束を守り抜きたいですね」と明かすと、水上が「みんなでかちこみに行きたいですよね!」と笑わせた。
最後に、水上は「拳を振るう理由、人を守りたい想い、人情を大切に作り上げた作品です。いろんな感想を持っていただけると嬉しいし、広めていただけるとなお嬉しい限りです!よろしくお願いします!」」と熱いメッセージを贈り、会場は大歓声に包まれた。フィナーレは、水上の「この冬は!」に続き、会場全体で「ウィンブレ!」と声をそろえ、特効演出でド派手に締めくくられた。
●JUNON 緊急参戦&山下が客席から登場!上映後舞台挨拶
本編上映後、カーペットイベントや上映前舞台挨拶に参加できなかった JUNON が急遽駆け付け、サプライズ登壇が実現!会場の興奮は一気に最高潮に。水上が「若干一名、いない人が...呼びますね(客席に向かって)兎耳山―!」と呼びかけると、なんと本編を鑑賞していた山下が「たのもー!」と兎耳山の名台詞を叫びながら、客席から颯爽と登場!山下は自身のユニットWILD BLUE のメンバーとともに鑑賞していたことも明らかに。本編を観終えたばかりの観客の熱気はさらにヒートアップし、映画を観終えたばかりの観客と共鳴する形で、会場は大盛り上がりとなった。
水上は「主演として何か言うべきところですが...この役目は JUNON さんにお譲りします!」と突然バトンタッチ。JUNON は「初めての映画出演作品をお客様に観ていただけて、感想にドキドキしています。主題歌や作詞も担当しているので...」と語ると、会場から惜しみない拍手が送られた。
上映後舞台挨拶では、具体的なシーンに言及したトークも展開。水上は「ラストの立ち回りで、犬猿の仲だった桜と杉下が、ひょんなきっかけから一緒に敵をぶっ飛ばすシーンがありました」と振り返ると、JUNON も「あのシーンは胸アツでした。杉下は協調性のないキャラクターで、協力したわけじゃないけど、たまたま桜と動きが揃うところが熱いんです」としみじみ。水上は「杉下はロングウィッグで視界が狭かったから、僕が動きを合わせにいった感じです」とドヤ顔で返し、JUNON が「さすがに見えてたけどね!」とやり返す軽妙なやりとりに、会場は大爆笑!
撮影の裏話では、八木が「ある時、現場に外国の方がいらして、濱尾さんが身振り手振りで流暢に英語を話されていました」と明かすと、濱尾は謙遜して「スーパーネイティブといえば上杉さんですから!」と返し、上杉が「What? You talking about me? って感じで、濱尾とはいつも英語でしゃべってました!」とふざけて会場を沸かせた。綱は「JUNON はずっと『WIND BREAKER』のゲームをやっていて、SS キャラもすぐ当てちゃうんです」と意外な“才能”を披露。水上も「映画の裏バナシも話してほしい!」と懇願するほどのゆるさで、会場はますます爆笑の渦に。濱尾が「桜と楡井のクライマックスシーンでは、二人で本当に話し合ってました」と振ると、木戸は「撮影の 2 日前に、急遽監督から『こうしよう』と言われて生まれたシーンです」と撮影裏話を披露。綱も「拳を合わせるシーンでのセリフはアドリブで、『何か一言言ってから合わせよう』ってみんなで決めました」と明かし、会場は大盛り上がり!さらに山下が「かつお節事件...」とつぶやき、綱と JUNON が闘う原作にも登場するお好み焼き屋「まっするぱわー」でのアクション中、かつお節が舞い散ったハプニングについて語る。綱が「かつお節がいっぱい舞っていたんです」、JUNON も「体中かつお節くさくなったんです」と続けると、水上が「(エピソードとして)弱えって!」とツッコミ、会場は再び大爆笑。
最後に水上は「こんなグダグダな舞台挨拶になってしまい、俳優代表としてお詫びします!」と笑いを誘いつつ、「ご感想をぜひキャストスタッフに届けていただけると励みになります。引き続き映画を愛してもらえるよう頑張りますので、よろしくお願いします!」と熱いメッセージを贈り、グリーンカーペットから始まった一連の完成披露試写会は幕を閉じた。
いよいよ来週 5 日(金)からの全国公開に向けて、熱気と注目度はますます加速中!観る者を彼らの闘いに巻き込んでいくような“風”を映し出した風速 25m/s 超の疾走感あふれるウィンドアクション、『ブルーピリオド』の萩原健太郎監督&脚本を務めた『ハケンアニメ!』の政池洋佑のタッグによる圧倒的熱量で紡がれる青春ドラマの融合により、これまでの常識を打ち破る全く新しい不良映画が誕生する―。 疾風怒濤のアクションエンターテインメント『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、12 月 5 日(金)全国公開!
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『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』2025年12月5日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会










