『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』オリジナル版のバズ・プーンピリヤ監督から推薦コメント映像到着

『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』オリジナル版のバズ・プーンピリヤ監督から推薦コメント映像到着

2017 年、バズ・プーンピリヤ監督長編 2 作目として本国タイで公開され、国内興行収入 1 位、16 の国と地域でサプライズヒット記録した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』リメイクの公開が決定!手がけるのは、フランス映画『エール!』を『コーダ あいのうた』としてハリウッドリメイクし、第 94 回アカデミー賞®作品賞を受賞したスタッフ。パワーアップした『BAD GENIUS(原題)』がギャガ配給にて、邦題を『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』とし、7 月 11 日(金)より新宿バルト9他にて全国ロードショー。

この度、本作のオリジナル版『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督から日本でのハリウッドリメイク版公開に向けて、コメント動画が届いた。「アジアの A24」と称される映画スタジオ・GDH559(以下 GDH)が製作を手がけ、現在、日本で公開中の映画『親友かよ』のプロデュースを務めるなど、自身の監督作以外にも活躍の幅を広げている。
バズは、「私も今回のハリウッド版を鑑賞させていただきましたが、オリジナル版と同じくらい面白く、スリリングだと感じました。同時に、この新しいバージョンは新たな解釈と視点を提供し、ハリウッド版『バッド・ジーニアス』をさらにエキサイティングで興味深いものにしています。皆様に『バッド・ジーニアス』ハリウッド版を楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せる。

リメイク版の脚本・監督を務めた J・C・リーは、「原作のタイ映画はとても凄い作品でした。海外でヒットした映画をリメイクする場合、オリジナルのイメージを崩してしまうのではないか?など、多くの人が心配になる気持ちはよく分かります。ですから、原作に負けないような作品にすると同時に、あの映画に対するオマージュになってほしいとも思いました。巧みな部分は変えずに、同時に異なる観客にアピールしたいとも思ったのです。真に素晴らしい映画を負かそうとか、軽視しようとかいうわけではないです」と敬意を表した。また、本作『BAD GINEUS/バッド・ジーニアス』では、主人公のリンは中国系アメリカ人の女子高校生に、そして、彼女のライバルあり、相棒ともなるバンクはナイジェリアからの移民という設定に変更。これにより、アメリカという国の「大学システムの問題」と「自由の幻想」を暴いていくという新たな切り口が追加されている。「一人の若者が意外なことを成し遂げるという、とてもエキサイティングなストーリーです。単純に楽しんでもらえることを期待しています。そして、本作を観て、リンやバンクなどに共感してほしい、彼らの中に自分自身を見つけてほしいのです。彼らに共感したら、その行動の背後にある理由が理解できると思います。それが理解できたら楽しめるし、何かを感じるはずで、私は心からそれを望んでいます」と自身の思いを明かし、「この映画が人々の中に、何らかの考えを誘発することを期待しています。それは、私たちの世界に生きている若者たちがどんな状況に置かれているかであったり、腐敗した制度に対する考えであったりするのかもしれません。私たちは皆、人生で人より上に出るには、人より努力しなければならないと感じています。若者たちにとって「自分は成功した」と思えるような将来になるには、彼らに何を求めるべきなのかを考えてほしいです」と観客へ託す。

様々な作品からひらめきを得たといい、「特に参考にした作品は『ソーシャル・ネットワーク』、『卒業白書』、『セッション』などです。これらは、若い人たちが感じることに対して語りかけている作品だと思うのです。本作の舞台は 2016 年です。世界の歴史の中で分岐点になったともいえる年だと私は思います。暗号通貨の台頭、イギリスの EU 脱退、また、世界中で破壊的な指導者が選挙で勝った年でした。それらは全て、社会不安を象徴していると思います」と述懐。
また、本作に共感した点として、「この映画に登場する若者たちは、混沌とした世界に直面し、自分の将来には障壁があると感じ、必死で生き残ろうとしています。彼らは、なんとかうまく生きようと必死で、自分や自分が大切に思っている人たちをなんとか前進させたいと思っている。そういった感覚には、多くの人が共感を覚えるでしょう」と話し、「私たちは皆、この世界において“明日はどうなるのだろうか?”と考えていますよね。本作の登場人物たちも同じです。“成功するためには、ルールを書き換えなければならないのだろうか?”と。私たちは、そんなことで葛藤していると思うのです」と自身の考えも交え、教えてくれた。

また、本作を一足早く鑑賞した映画評論家やライター、著名人からの応援・推薦コメントも到着!オリジナル版との違いを含めて、より楽しめる作品であると各々が太鼓判を押している。

◆あんこ(映画大好き芸人)
ペンと消しゴムだけでスパイ映画級の緊張感は心臓にバッド!
ハリウッドらしいラストも期待を裏切らない!
このリメイク...ジーニアス!!

◆お笑いコンビ ジャガモンド斉藤(映画紹介人)
『オーシャンズ 11』や『ミッション:インポッシブル』のような手に汗握るカンニング大作戦!...と思いきや、純朴な若者が罪
の意識を感じ、悩み、自身を呵責する姿がなんともビターな青春物語。
オリジナル版にも引けを取らない“いきすぎた若気の至り映画”の傑作。

◆杉谷伸子(映画コラムニスト)
このラスト、まさに現代のリアルでは!?
エンタメ度 UP しつつ、アメリカ社会を映し出すハリウッド・リメイクの意味に納得!

◆東紗友美(映画ソムリエ)
カンニングがこんなに青春なんて!
どんなアクションよりも手に汗握る、天才たちの頭脳戦!
友情も進路も社会も揺れ動く。
今までの学園モノとは異なる体感の知略エンタメは青春映画の新たな幕開けを約束する。
ペンひとつで未来と戦う彼女は、間違いなく新時代を切り開く勇者だ。

◆向井彩野(ハーバード大学卒業/『米英の名門大学 48』著者)
学校のテスト文化を覆しかねないリアリティー。理不尽な格差や移民問題にまで切り込んだのは、
アメリカのエリート社会のリアルを超えた“アンチテーゼ”だ。

◆森直人(映画評論家)
タイ発の大傑作が移民女子の階級闘争へと見事に変換された。
この監督・脚本コンビの『ルース・エドガー』と併せて観れば、
彼らがアメリカンドリームの裏側を批評的に見つめているのがよく分かる。

◆よしひろまさみち(映画ライター)
タイ版に心底惚れ込んだ方はもちろん、初見の方にもびっくり仰天。
サスペンス、青春、どんでん返し、全部盛り!

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『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』
7月11日 (金)より新宿バルト9他 全国ロードショー
©Stewart Street LLC 配給:ギャガ

最終更新日
2025-07-01 08:00:00
提供
映画の時間編集部

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