「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント

「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント1
「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント2

『君の膵臓をたべたい』でデビュー以来、数々の人気作を手がけてきた住野よるの同名小説を映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』が 5月30日(金)より全国公開。

『君の膵臓をたべたい』で知られる、作家・住野よるによる累計発行部数 80 万部突破の同名小説を実写映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』(5 月 30 日公開)。その完成披露イベントが 5 月 13 日に都内映画館で実施され、主演の奥平大兼、共演の出口夏希、佐野晶哉(A ぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩、そして中川駿監督が登壇した。

満員御礼で迎えたこの日、「自分なんて」と引け目を感じている主人公・大塚京を演じた奥平は「今日初めて皆さんに映画を観ていただくということでちょっと緊張していますが、映画を観てくださるみなさんが少しでも楽しめるような話が出来たらと思います」と笑顔。撮影を振り返り「自由に気楽にやっていたのが記憶に残っています。ミッキー(出口)の前だと自信がなくなっていくという部分は、自分も学生時代に特定の人に対して消極的になる経験があったので、その時を想像して演じました」と述べた。
ヒロインではなくヒーローになりたいクラスの人気者・三木直子(通称:ミッキー)役の出口は「作品に入る前に住野先生からそれぞれお手紙を頂いていて、私だけ一言『バカ可愛いミッキーを演じてください!』と書いてありました。その一言ですべてがわかった気がしました」と納得の表情。三木の幼馴染で京の親友・高崎博文(通称:ヅカ)役の佐野は「ヅカはド陽キャでスクールカーストの上の上にいるような奴。でも嫌な奴じゃなくて、みんなと仲が良い。それは他人の気持ちが少しだけ見えてしまうから。誰とも分け隔てなく仲良くなれてしまうからこその悩みもあって、深みのある役どころです」と紹介した。
マイペースで予測不能な行動を取るミッキーの親友・黑田文(通称:パラ)役の菊池は「予測不能な行動でみんなをかき回すキャラと思われがちだけれど、パラを解釈する中で愛おしく感じる感覚がありました。私が菊池日菜子としてめっちゃ人間であるように、パラもめっちゃ人間。演じる上では認めなくない自分の人間らしさを認める作業が必要でカロリーも高かったけれど、自分として成⻑できたと思います」と実感。そして「ヅカのお芝居をパラ目線で受け取って」とアピールすると、佐野も「そう、そこだけに注目してください!」とジョークを飛ばし、すかさず奥平から「ダメダメ、こっちにもくださいよ!」とツッコミを受けていた。
内気な性格で、ある日学校に来なくなる宮里望愛(通称:エル)役の早瀬は「私は今高校生なので、エルが学校に来れなくなるきっかけは理解できます。誰かにとって些細な事でも誰かにとっては重要な事だったりするので、同世代ならではのリアルが切り取られていると思いました」と分析した。

撮影時の“かくしごと”を事前にフリップに記載して発表。中川監督は佐野との「筋トレ」といい「撮影現場に 5 キロの重い器具を持ち込んで合間に筋トレしました」と報告すると、佐野は「今、僕の腕はムッキムキのバッキバキです。脱いだらすごいです!脱がないけれど(笑)」と肉体美に自信を持っていた。早瀬は撮影現場では常にエルに成り切っていたそうで「ちょっぴりおとなしくしていました。本当はもっと明るいです!」と照れ笑い。これに菊池が「一緒にカレーを食べたじゃん?」と聞くと、早瀬「その時もエル!」と言い切って、共演者たちを驚かせていた。
菊池はアクションシーンの自主練として「公園で物干し竿をぶん回す」と明かし「近しい⻑いものが家には物干し竿しかなかったので、夜中に近所の公園でぶん回していた」と告白。幸い誰にも目撃されなかったそうだが、共演者からは「危ない!捕まるよ!」と心配されていた。佐野は「中川さんからのプレゼント」といい、とある場面で良い演技を披露したことから筋トレ器具をご褒美にプレゼントされたそう。「僕が東京にいる時に実家に届いて、おばあちゃんが 5 キロのダンベルを担いで家の中に運んでくれたそうです」と笑わせた。
一方「この映画の取材でかくしごとを聞かれ過ぎてネタがない!もう全部さらけ出しちゃっています!」と悲鳴を上げる出口がひねり出したのは「でんぐり返し」で「劇中のアクション練習で後、ろ向きのでんぐり返しをしたら途中で止まって、みんなの前で固まって恥ずかしかったんです。まさかのでんぐり返しが出来ない...」と赤面。出口同様にネタが尽きた奥平に至っては「喫茶店に行った。おいしかったなぁ〜」と“かくしごと”か微妙なラインのエピソードを発表し、自らでんぐり返し自爆した出口から「私がこんなに暴露しているのに...これはない!」とツッコまれる一幕も。

さらに登壇者・観客への“かくしごと”として、本作の主題歌『I hate this love song』を担当したちゃんみなからサプライズの動画コメントが到着!
「本日、お客様がいち早く完成披露試写会をご覧になっているということで、サプライズでコメントで参加させていただきました。急にびっくりさせてすみません。主題歌『I hate this love song』という曲は私の実際の初恋のことを思い出して、初恋をしたときの経験を書いた曲になっております。実はこの曲 7、8 年前ぐらいに書いていた曲なんですけど、今回『か「」く「」し「」ご「」と「』のために、歌詞を変えたり、ちょっと手を入れて映画に寄り添った内容にしております。言いたくても言えない、でもわかってほしい、でもわかってほしくない、みたいな恋のこういうわ〜♡っていうのを表現してみました頑張って作った楽曲なので、大きいスクリーンと大きい音響で、いいスピーカーでぜひ皆さん聴いてください。ありがとうございました!」。ちゃんみなからの粋なサプライズに、奥平は「凄い!!嬉しい!」と喜色満面で、出口も「すごい!知らなかった!!嬉しい!」と一同、素敵なサプライズに大喜び。さらに、菊池は「この映画も企画から映画化まで 7 年かかったと聞いているので、とても運命的ですね」と、喜びを噛み締めていた。

最後に中川監督は「タイトルにもあるように、この 5 人は何らかのかくしごとを持っています。それが何か、そしてなぜ彼らはそれを隠さなければいけなかったのか。そこに想いを巡らせて観ていただくと深い味わいの作品として、楽しんで頂けると思います」とメッセージ。出口も「映画を観て頂ければ、本作のキャッチフレーズ“純度 100%”の意味が分かると思います!」と述べて、主演の奥平は「原作ファンの方々に“良い映画だった”と思ってもらえる作品だと思っています。フィクションだけれど、5 人の気持ちや行動は決してフィクションではなくて、現実に生きる僕たちの気持ちや行動だったりするので、ぜひ自分に当てはめて観て欲しいです。住野よるさんは『自分が自分であることを肯定してくれるような作品』だと仰っていました。まさにその通りだと思うので、そんなところを含めて純粋に温かい作品として楽しんでください」と呼び掛けていた。

----------------------------
(C)2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会

<写真ギャラリー>

「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント1 「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント2 「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント3 「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント4 「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント5 「自分であることを肯定してくれるような作品」『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント6

最終更新日
2025-05-14 10:00:00
提供
映画の時間編集部

広告を非表示にするには