
第 60 回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第 17 回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞を受賞した映画『年少日記(原題)』(英題:TIME STILL TURNS THE PAGES)が、邦題『年少日記』として、6 月 6 日(金)より全国公開が決定!
“痛み”と“後悔”を背負った高校教師が少年時代の日記をきっかけに記憶を辿っていく-
苛烈な競争社会において子供が受けるプレッシャーや家庭内暴力など痛切な現実を描きながら、兄弟が魅せる純粋で切ない幼少期の記憶に胸を打つ本作。第 36回東京国際映画祭の上映時には、「今年のベスト」「涙が止まらない」と称賛され、多くの観客を魅了した。
『SPL 狼たちの処刑台』にて脚本を務めたニック・チェクが本作で監督デビューを果たし、脚本と編集も自らが務め、その巧みな構成と細やかな表現がアジア圏の映画祭を中心に高く評価され、第 60 回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第17 回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞を受賞。『ある殺人、落葉のころに』や『母性のモンタージュ』に出演し、監督・撮影監督としても活躍するロー・ジャンイップを主演に迎え、痛切な苦しみを繊細に描いた感涙ドラマが誕生した。
今回解禁された予告では、高校教師のチェンが少年時代の日記を見つけ、自身の痛切な過去をよみがえらせていくシーンをとらえた。厳格な父のもと、ピアノも勉強も兄弟で比べられ涙を浮かべる少年は、日記を綴りながら自身の将来に不安を抱く。後悔を背負いながらも生徒を励ますチェンの姿と「閉じていたページに隠された苦しみの真相に、あなたも心を震わせる」というナレーションが、痛みを紐解きながらも今を生きようとする主人公を想像させる。同時に解禁となった日本版ポスターには、大人になったチェンが何かを回顧するような眼差しの写真の下に、うつむいた顔で屋上の淵に座る少年、そして「僕は、どうでもいい存在」というキャッチコピーが添えられ、青い空とは裏腹に痛みと後悔を感じさせるデザインとなっている。
----------------------------
『年少日記』6⽉6⽇(⾦)より新宿武蔵野館ほか全国公開
ALL RIGHTS RESERVED © 2023 ROUNDTABLE PICTURES LIMITED