高橋一生「矜持を持って作品に臨んだ」海外ロケの思い出話や撮影秘話などを披露『岸辺露伴は動かない 懺悔室』完成報告会見

高橋一生「矜持を持って作品に臨んだ」海外ロケの思い出話や撮影秘話などを披露『岸辺露伴は動かない 懺悔室』完成報告会見1
高橋一生「矜持を持って作品に臨んだ」海外ロケの思い出話や撮影秘話などを披露『岸辺露伴は動かない 懺悔室』完成報告会見2

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴。そんな露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。原作ファンを虜にする高いクオリティで、新作が放送されるたびに話題沸騰となる本シリーズの映画最新作、映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』がアスミック・エース配給により、5月23日(金)に公開。
日本映画初!の全編ヴェネツィアロケを敢行した本作。この度、豪華出演者&監督が一堂に会する本作の完成報告会見を実施しました。

原点であり最も高い人気を誇る”懺悔室”の映像化について、岸部露伴を演じる高橋一生さんは、「身が引き締まる想いでした。ようやくこの懺悔室というエピソードに手を伸ばすんだと。元々岸部露伴の原作は短編で、映画の尺に落とし込む際にいかに違和感なく膨らませていくかが懸念だったと思う。最初にやってしまったらこれだけ反響は得られなかったかもしれない。満を持してこのステージに来たかという感覚でした。」と心境を明かします。
また、原作の懺悔室には登場しない泉京香を演じる飯豊まりえさんは、「どうやって露伴先生と一緒に懺悔室の世界に入るのかと思っていましたが、小林靖子さんのおかげでちゃんと出られました(笑)」とユーモアを交えて語りました。

今回からシリーズに新たに加わったキャスト陣も、それぞれの想いを語りました。この作品をきっかけに原作を読んだという玉城ティナさんは、「実写化のファンはもちろん、原作のファンの方もたくさんいらっしゃって、その中で(原作に)描かれていないキャラクターを担うのは皆さんの想像と一致しているものがきちんと演じられるのかというプレッシャーはありましたが、それ以上に“面白そう!”というワクワク感が勝ったので、楽しみに撮影まで過ごしていました」と振り返ります。
実写岸部露伴の大ファンであり、念願だったという大東駿介さんは、「この作品は、原作への敬意を持ちながら、実写だからこそできることを追求している。その覚悟と信念が画面から伝わってきました。いただいた台本からはオーラが出ているような感じすらしました。」と熱弁。まさに幸せの絶頂で、鬱々とした苦しい役を演じる際に幸せを押し殺すのが難しかったと現場での充実感を語りました。
さらに井浦新さんも「ジョジョや岸部露伴、荒木先生のことが好きすぎて具合が悪くなるほどでした」と語り、「最初は嬉しさよりも“聖域に入ってしまう”というプレッシャーが勝っていた」と本音を明かします。「スタッフ・キャストの皆さんが温かく迎えてくれて、心地よく作品に没入できました」と感謝を述べました。

全編イタリア・ヴェネツィアでの撮影となった本作。約1か月にわたる海外ロケは、キャストたちにとっても特別な体験となりました。ヴェネツィアでのロケで印象的だったことについて、高橋さんは「原作通り鳩が多くて、荒木先生が描いた世界そのものに感じました」と感動を込めて語り、飯豊さんも「まるで合宿のような期間で、オフの日もふらっと現場に立ち寄ってしまうくらい幸せな時間でした」と笑顔を見せます。玉城さんは「期間が長かったので体型管理のため自炊していました。暮らすように撮影できたのは本当に贅沢な体験でした」とコメント。大東さんは「美しい街で、撮影の合間にはボンゴレや本場ボローニャのボロネーゼを食べ歩いていました(笑)」と旅気分も満喫していた様子。また、井浦さんは「イタリアのトマトが凄く美味しいことに気が付き、トマト漬けになってました。地元の人々の生活に密着した路地裏や広場での撮影は貴重な経験でした」と、ローカルな目線で街を楽しんでいたことを明かしました。
現地スタッフとの撮影について、監督は「イタリアのクルーが半分以上いて、言葉は通じないけど心が通っている感覚がありました。楽しみながら仕事をする姿勢に学びが多かった」と、国境を越えた制作体制の充実ぶりを振り返りました。
また、出来上がった作品を観たキャスト陣からは「鳩の演技がすごい!」との声も。監督によると、休みを返上して鳩のシーンを撮影したとのことで、思わぬ注目ポイントとなりそうです。

イベントでは、タイトルにちなみ「懺悔したいことは?」という質問も。高橋さんと飯豊さんは「ピアスを落としたこと」と回答。小道具担当の羽西さんに毎回助けられていたそう。玉城さんは「夢の中で嫌なことをされると、現実でもその人のことが嫌になっちゃう」と独特の“夢懺悔”を披露。大東さんは「財布とパスポートとホテルの鍵が入ったカバンをなくして、河を眺めながら2時間ぼーっとしてたらホテルのロビーで寝ることになった」と波乱の一夜を告白。一生さんは「そんな夜もあるよね」と優しく見守っていたそうで、高橋さんも「その日は一人でいたかったのかなと思って、声をかけなかった(笑)」と語りました。なお、カバンは無事見つかったとのことです。井浦さんは「皆が撮影してる中、戸次さんと5つ星レストランにこっそり行っていた」とユーモラスに暴露。イタリアを満喫していたようです。

最後に高橋さんは「“動かない”とは、精神的なこと。自分の矜持を貫く心だと思います。出演者・スタッフそれぞれが露伴のような矜持を持ってこの作品に向き合っていた」と真摯な想いを語り、「これまでに観たことのないような作品になっています。ぜひ映画館で体感してください。ちょっとしたヴェネツィア旅行のつもりで足を運んでいただけたら」と締めくくりました。

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『岸辺露伴は動かない 懺悔室』5月23日(金)ロードショー
© 2025「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
配給:アスミック・エース

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最終更新日
2025-04-15 18:00:00
提供
映画の時間編集部

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