原作コミックス累計発行部数は3000万部を突破、2022年にTVアニメが放送され大人気を博した『ブルーロック』(講談社「週刊少年マガジン」連載)。“ブルーロック(青い監獄)”に集められた300人の高校生FW(フォワード)たちが、世界一のエゴイストストライカーを目指して己のサッカー生命とゴールをかけて挑むデスゲームのような作風は、“史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ”として幅広い年代から注目を集め、アプリゲーム、舞台化など多方面での展開も話題を呼んでいる!そんな『ブルーロック』シリーズ初の映画化となる、『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が4月19日(金)に公開!
いよいよ 4 月 19 日(金)の公開が近づいた 4 月 9 日(火)に、【JFA×『ブルーロック』】がコラボした公開直前イベントを開催。
日本サッカー協会 15 代目会長に就任した宮本恒靖会長の挨拶からスタート。「サッカーをもっと大きな存在にしたいです。このイベントもその一環になれたらと思っています。この場所も、コアなファンの方も、サッカーをあまり知らない方も、ブルーに染まってほしいという思いから blue-ing!という名称になっている。」話し、「今一番“アツい”サッカーアニメである『ブル―ロック』とサッカー界を盛り上げていきたい。」とサッカーに対する熱い思いを語った。
続いて、会場にいるファンからの盛大な拍手に包まれながら佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志、浦 和希、海渡 翼が登壇。本日のイベントへの意気込みを聞かれた佐藤は「現役時代、点を取るプレーをしていました。まさに『ブルーロック」のストーリーに一番近い形でプレーをしていたので、漫画も楽しく拝見しています。」と、続いて久保が「 『ブルーロック』をしっかり勉強して、子供たちに(内容を)教えられるように頑張ろうと思います。」と、本山が「僕は MF で FW ではないのですが、面白いと思って読んでいました。映画も大成功になるように応援したいと思います!」と映画の大ヒットを祈願した。さらに、浦は「まさかこの並びに僕が立てているとは!とてもありがたい機会だと思っています。ここに立てているのも、『ブル―ロック』が皆さんの応援のおかげで盛り上がっているということで、今日も盛り上げていきたいです。」と、海渡も「自分がこの並びに立てるとは夢にも思わなかった!この機会に『ブル―ロック』を知っている方も、そうでない方にもたくさん魅力をお伝えできるように頑張っていきたいです。」と挨拶した。
イベント会場である JFA サッカー文化創造拠点 blue-ing!に関して、こだわりの部分を聞かれた宮本会長は「カフェがあって、小さなゴールがあって、子供たちが芝生で遊んでいるところを見守るのんびりした空間が楽しめたりします。」と、さらに「奥に行けば歴代のユニフォームや、最新のテクノロジーを活かした体験型スペースもあります。」とこだわりポイントを語った。
続いて、『ブル―ロック』に関しての話題に移り、どういうところが視聴者をアツくさせるのかを問われた海渡は「キャラクターの個性が 1 人 1 人本当に輝いているところとプレーですかね。」と語る。さらに「実際に『ブル―ロック』で行われているプレーは現実味がないと思われがちですが、実際はプロの方たちがやっているプレーもたくさんあるんですよね。『ブル―ロック』は現実と漫画の間にあるような作品だと思うので、そこが皆さんの心に刺さるのではないかなと思います。」と、『ブル―ロック』の魅力を存分にアピールした。
ストライカー育成のため、日本サッカー協会で実践していることを聞かれた宮本は「ストライカーキャンプというものをやっていて、元代表選手が特別なレクチャーをして優秀なストライカーを育てるということを 2020 年~22 年までやっていました。」と回答。『ブル―ロック』ではストライカーは“エゴイスト”であることが大事だとされているが、実際 FW はエゴイストでなければならいのかと聞かれた久保は「自分で持ちたいと思っても持てないものだと思うので、エゴはあった方がいいです。」と語る。それに対し、自身はエゴイストかと聞かれた久保は「自分はチームプレー派でした。」と即答し、笑いを誘った。本山にも同じ質問が飛ぶと、「何人かの監督に“エゴイスト”だと言われたことはああります。ドリブルで全員抜きたいという感覚だったので。あとは鹿島に所属していたマルティノス(クエンテン・マルティノス)選手はゴールを常に目指す選手だったので、チームとしては助かりました。」と“エゴイスト”エピソードが。また、宮本会長にもこれまで周りにエゴイストがいたかの質問が飛ぶと「イブラヒモヴィッチ(ズラタン・イブラヒモヴィッチ)選手は、メンタルがすごかった。ボールを持っていない時でも気持ちの強さを常に相手に感じさせるようなものがありました。」と現役時代のエピソードも披露した。
一方、声優の仕事でエゴイストでなければならないシーンはあるかと聞かれた浦は「声優界でもサッカー同様チームプレーは大事だということを踏まえた上で、最後の最後で自分のことを一番主張できるのは自分なので、作品をより良くするための”エゴ“はあったほうが、作品が良くなる可能性はあると思います。」と声優ならではの”エゴ“エピソードを披露した。
ここで、本作の主人公<天才>凪にかけて、「自身が天才だと思った才能やエピソード」を聞かれたゲストたちはフリップで回答。宮本会長は「自体重を当てる“天才”」と回答。「アスリートは毎日体重計に乗るので、だいたい今の体重はこれぐらいだと当てられる。」とアスリートならではの特技を披露した。海渡は「姿をくらます“天才”」と回答し、「あまり存在感がないみたいで...。中学・高校とサッカーをしていたんですけど、ドリブルしている時に相手を抜いた瞬間が見えないと言われていて。」と話した。「姿をくらます」ことがサッカーでも重要なことか聞かれた宮本会長は「ボール前にいきなり出てくる選手がいるんです。そういう選手に(ゴールを)決められることがあるので、そういう意味でいうと重要だと思います。」と、海渡のちょっと変わった才能がサッカーでも発揮されることが明かされ一同は盛り上がった。
途中、本日来場したファンに向けて劇場版本編の一部が特別上映された。初公開の貴重な本編映像を会場のファンたちは、登壇ゲストとともにじっと見入っていた。
映像を見終わり感想を聞かれた宮本会長は「短い時間でしたが引き込まれましたし、“常識を捨てろ”という(絵心の)セリフは、やはり突き抜けてワールドカップで優勝するためには改めてそういう気持ちが大事だと感じました。」と語る。佐藤は「ストライカーは育たなきゃいけない部分もありますし、育てていかないといけない部分があると思うので、そういったところを感じましたし、映像がいいなと思いました。」と、本山「僕は横にパスを出します!」と、“エゴイスト”でなければならないという絵心の言葉を一掃し笑いを誘った。
劇場版の見どころを聞かれた浦は「TV シリーズでは描かれていなかった凪が主人公だからこそ見える景色が描かれているので、そこを是非堪能していただきたいです。凪は天才なのでシュートシーンも魅力だと思うので、注目してほしいです。」と、海渡は「TV シリーズでは表現しきれなかった、色や音、画の表現、表情も、TVシリーズよりさらにパワーアップしていると思うので、そこに注目してほしいです。」と見どころをたっぷりと語った。
ここで、劇場版の大ヒットを祈願し、飛んできたボールを的の枠内に止められるかの、<ビタ止め トラップチャレンジ!>を開催。浦から挑戦し、1 回目の結果は失敗。続いて 2、3 回目もチャレンジするが、4 回目で成功した。続いてサッカー経験者の海渡は、なんと 1 発で大成功!次に佐藤は的の中央「大ヒット!」の文字にビタ止めし、元サッカー選手の意地を見せた。成功した佐藤からは「これで興行収入 100 億円超えの大ヒットになりますね!」との発言も飛び出した!次に挑戦した本山も 2 回目で成功!これで 4 人連続成功となるが、最後の久保も足の裏を器用に使い 1 回で成功!しかし、事前の打ち合わせでは足の裏は使ってはいけないと言われていた久保だったため、サッカー経験者からはブーイングが...。最後は親指でビタ止めし、企画は大成功に終わった。
最後の挨拶で、浦が「今日一緒に登壇させていただいた方々のプレー映像をいっぱい見てきましたし、blue-ing!、サッカー、そして『ブルーロック』を楽しんでいただきたいです!」と、宮本会長が「サッカーがもっと日本で大きくなって欲しいですし、スタジアムに行ったことがない方は是非現地でも応援していただきたいですし、『ブルーロック』とサッカーどちらも応援していただきたいです。」と締め、約 1 時間に渡るトークイベントは幕を閉じた。トークイベント終了後、ゲストたちは DISCOVERY エリアに移動し、『ブル―ロック』と J リーグとのコラボパネルや歴代のアーカイブ展示を見た他、生成型 AI の映像や音楽などの最新技術を駆使したコンテンツも体験し大いに楽しんだ様子だった。
「“天才”は、見つける者がいて初めてその輪郭を成す。」 シリーズ屈指の人気キャラクター・凪 誠士郎が、御影玲王との出会いをきっかけに、圧倒的なサッカーセンスを発揮。“ブルーロック(青い監獄)”との出会い、そして潔、蜂楽との出会いによって、二人はどのようにさらなる高みへ登っていくのか!?劇場のスクリーンで繰り広げられるアツく、エゴい物語にもご注目ください!!
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『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー!!
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会