50 年前にリチャード・フライシャー監督による衝撃作『ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》』を 5 月 17 日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。
謎の合成食品”ソイレント・グリーン”を渇望し配給所に押し寄せる人間を、巨大ショベルカーがなぎ倒し、掬い上げる。人口爆発を起こしたニューヨークを舞台に、環境破壊、資源枯渇、食糧難にあえぐ地球を描く、1973 年製作の映画『ソイレント・グリーン』。
今回解禁となった特報では、人口が 4000 万人にまで達したニューヨークの配給所に詰めかけた群衆が、究極の栄養食であり謎に包まれた合成食品”ソイレント・グリーン”に押し寄せる様子が捉えられている。食糧難や貧困で暴徒と化した人間の前に現れたのは巨大なショベルカー。逃げ場を失った者たちを次々と掬い上げ、後部のタンクに塵芥さながら放り込む無慈悲かつ冷酷さは、まさに悪夢としか言いようのない光景だ。
メインビジュアルには、50 年前に想像した「2022 年の地球」を描いた公開当時のイラストを起用。「恐るべき未来予想図」を描いた近未来 SFの傑作として扱われてきた本作だが、「もう、人間がいっぱい...」というコピーが、人類を抱えきれなくなった”今の地球”の発する悲痛な叫びとしても受け取れる。実際に、制作された 1973 年にすでに 39 億に達していた世界人口は 2024 年の今 80 億を超え、環境破壊、異常気象、食糧難、生態系崩壊といった言葉が日常語と化している世界に生きている。もう”手遅れ”なのか?『ソイレント・グリーン』の結末は何を提示するのか̶恐怖と好奇心を掻き立てられる解禁内容となっている。
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『ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》』
5月17日(金)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー © 2024 WBEI.