大阪での先行上映で大きな反響を呼び、ようやく関東上陸となる石原貴洋監督『大
阪カジノ』が新宿K’s cinemaにて4/20(土)から1週間の上映が決定しました。大阪を舞台に作品を撮り続け、これまでに、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞した『大阪外道』、西成を舞台に少女が家賃回収に走り回るドタバタ劇の『大阪少女』、闇金融に関わるハードな人間模様を題材にした『大阪闇金』など、大阪バイオレンスな世界を撮り続けてきた石原貴洋監督が監督作10本目。大阪シリーズの総決算。アウトロー&ヒューマンな大阪のすべてを凝縮した『大阪カジノ』がついに公開です。
実話ベースで描くカジノサクセスストーリー!世界を目指したカジノ王伝説!!
家族を愛する父親の物語でもあり、野心家で泣き虫の経営者の物語である『大阪カジノ』は実話をベースとした映画だ。大阪バイオレンスという一連のバイオレンス映画を撮ってきた石原が、一転して心温まるヒューマンドラマを撮った。石原映画では殺し屋役などを演じてきた木原勝利が実在する経営者H役を演じ、喜怒哀楽の全てを出し切り新境地に到達した。撮影前、木原はモデルとなる経営者Hに会って話を聞き、背筋が凍ったという。父親から会社を引き継いだ当初は倒産寸前で、会社の物のほとんどは差し押さえの対象となり、銀行からは融資がおりず、業者からはクレームの嵐で、従業員も少なく、客も少なく、全てが終わりかけていた。そんな状況で経営者Hは毎日、泣きながら働いていたらしい。映画の物語はそんな地獄の真っ只中から始まる。
いかにして会社を立て直したか。いかにして人を大切にしたか。地獄の中でも、なぜ救いがあったのか。なぜ救われたのか。そして会社を立て直した後、主人公の経営者Hはどういう行動をとったのか。世界を目指したカジノ王伝説をご覧いただきたい。
<コメント>
近年の日本映画は非常に個人的な内面的な映画が増えすぎていると感じていまして、時代に逆行してでも大きな野望を持った男の話をやりたい、目標が目的がハッキリと明確にある強いキャラクターを生み出したい、という願望が数年前からありました。そんな時に大きな野望を持って生きてきたモデルとなる経営者さんと出会ったので一気に映画化へと動き出しました。
大阪映画として思うもの全てを入れました。石原映画印ともいえるアウトロー的な怖い人が登場したり、その真逆の存在である純粋な子供が登場したり、温かい食卓のシーンがあったりと、てんこ盛りです。そのボリューム感を楽しんで頂けたらと思います。
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