映画『ジャンプ、ダーリン』(原題:Jump, Darling)が2024年1月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開決定!
『ジャンプ、ダーリン』は海外の LGBTQ+映画祭で多数受賞・ノミネートを果たした、カナダのヒューマンドラマ。カナダの片田舎で暮らす祖母、そして久しぶりに祖母に会いに来た孫の関係にじんわり心が温まる作品。
本作は人気コメディドラマ「メアリー・タイラー・ムーア・ショー」への出演で知られ、米 TV 業界最高峰のエミー賞の常連俳優だった、オスカー女優クロリス・リーチマンの出演作である。2021 年にこの世を去った彼女が、生前に「老い」を等身大の姿で表現し、この世に残した傑作。主演を飾るのは、初の長編映画出演作ながら今作で賞を多数受賞したトーマス・デュプレシ。他にも、リンダ・キャッシュ、ジェイン・イーストウッド、「ル・ポールのドラァグレース」のカナダ版である「Canada's Drag Race(原題)」に出演したドラァグクイーンのタイノミ・バンクスなど、カナダを中心に活躍する俳優たちが脇を固める。メガホンを取ったのは、これまでに「Chest of Doors(原題)」(2005)など数々の短編映画を制作し、これが初の長編映画となるフィル・コンネル。本作は監督自身の祖母との「エンド・オブ・ライフケア」についての会話、自身が表現者として生きる選択をした経験をもとに、ドラァグというクィア・カルチャーのなかで描かれた物語。ロサンゼルス・ゲイ・レズビアン映画祭でクロリス・リーチマンが審査員大賞を受賞するなど、数々の映画祭で高い評価を受けた。
今回公開されるコメント動画では、故クロリス・リーチマンが共演者へのコメントを交えながら、伝説的なコメディ女優である彼女らしく、ユーモラスに本作について語っている。
<コメント全文>
こんにちはクロリス・リーチマンです。出演できてとても嬉しい、この映画『ジャンプ、ダーリン』に。耳慣れないけど素晴らしいタイトルよね。少し前に見たのだけれど、とても気に入ったわ。
テーマはわからないけど、運命の主導権を自分で握ろうとする話よ。ドラァグクイーンの話、プリンスエドワード群での。
おもしろそうね。もう一回見ようかしら。ダイナ!(娘の名前)
トーマス、あなたは完璧よ。
フィル、素晴らしい監督よ。多くの監督と仕事をしてきたとされる私が言ってるのよ。
タイノミ・バンクス。ドラァグ・レースでの結果は不公平ね。おかしいわ!
それでは 素敵な夜を。安全運転でね。イケてる夜を過ごして。さようなら!
【STORY】
俳優から転身し、ドラァグクイーンの世界へ足を踏み入れたラッセル(トーマス・デュプレシ)。大切なショーの直前、長年付き合っていたボーイフレンドに「俳優業に戻ってほしい」と伝えられ、ラッセルは舞台から逃げ出し、同棲していた家を飛び出したのだった。無一文、帰る家もない彼は、祖母のマーガレット(クロリス・リーチマン)のもとに身を寄せる。再会を喜びながらも、彼は久しぶりに会った祖母の様子がどこか違うことに気づいていく。その一方で、マーガレットは自分の衰えを自覚しつつも、娘・エネ(リンダ・キャッシュ)から勧められる地元の老人ホームへの入居を拒み続けていた。ラッセルは祖母のためにも、しばらく生活を共にすることに。一緒に過ごす時間のなかで、2 人が辿り着いた道とは―。
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配給:ライツキューブ
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