「オジさん、劇団始めました。」通称、“オジゲキ“は、劇団プープージュースの舞台公演として2020 年 10 月に上演された。中年のオジさんが人生を変えるべく劇団に所属し、演劇にゼロから挑戦していく姿が、切なくも面白く、世代を超えて誰しもが熱くなれる作品として評判を呼び、この度映画化が決定。主演に渡辺いっけいを迎え、劇団という摩訶不思議な世界へと飛び込んでいくオジさんの笑って泣ける青春物語が、さらにパワーアップして映像化された。
この度、本作の劇場本公開が8月 18 日(金)より池袋シネマ・ロサほかにて決定。併せて解禁されたメインビジュアルでは、登場人物たちそれぞれが、劇団やお芝居というものに気持ちを向ける真剣な表情が印象的に描かれている。“お父さん、役者になります。“とあるように、渡辺いっけい演じる主人公の”オジさん”が、どのように劇団と向き合っていくのか非常に楽しみなビジュアルに仕上がった。
本作の主演は、ドラマ「ガリレオ」シリーズ 湯川の助手・栗林役など数々の作品にて名バイプレーヤーとして活躍し、映画では 2018 年「いつくしみふかき」にて初主演、人気アニメシリーズ「おしりたんてい」では声優も務めるなど、活動の幅が今も広がり続けている名俳優、渡辺いっけい。渡辺は、大阪芸術大学在学中の劇団☆新感線への参加や、卒業後に唐十郎を主宰とする状況劇場へ入団するなど、劇団組織とも関わりが深い。また、他の主要キャストとして、数多くの V シネマ作品にて主演を務めつつ、映画『クローズ ZERO』や『闇金ウシジマくん』シリーズ、HK 大河ドラマ『龍馬伝』、『麒麟がくる』にも出演している、やべきょうすけ。映画『三本木農業高校、馬術部』にてアカデミー賞新人賞を受賞後、ニューヨークへの演劇留学などを経て活躍の幅を広げ、2023 年には Apple TV+にて独占配信され日本でも話題になった映画「テトリス」にも出演している、文音。学生時代の米国への演劇留学を経て、ドラマ「イチケイのカラス」、「教場」、映画『女たち』など、話題作での演技が光る、窪塚俊介。劇団東京乾電池所属として様々な舞台に出演しつつ、映画『紀子の食卓』、『おくりびと』、ドラマ「元彼の遺言状」など幅広く活躍する実力派、宮田早苗。ほか、“オジゲキ“舞台版にて主演を務めた中野マサアキら、プープージュースの劇団員たちの出演も発表された。監督は劇団プープージュースの主宰として本作舞台版の脚本演出を担当し、映画監督作に『サムライダッシュ』、『女子高』などがある、山本浩貴が務める。
映画「オジさん、劇団始めました。」は 8 月 18 日(金)より池袋シネマ・ロサほかにて本公開。
【ストーリー】
サラリーマン、浅野拓巳(あさのたくみ)は、 家族のために仕事に全てを捧げてきた。自分を押し殺し、頭を下げ、言いたいことも言わずに我慢し、会社の部長まで上り詰めた。しかし、いつしか家族は、誰も拓巳と話さなくなっていた。ある日、拓巳は居酒屋の飲み屋で強烈な男と出会う。豪快、破天荒、昭和初期の映画から抜け出してきたような、その男の名は虎山丈一郎。劇団『野生の王国』の役者だった。丈一郎の野生的な魅力に引き付けられ、拓巳はその場で弟子入りを頼み、劇団に入団することに。そこは毎日、掃除洗濯、くたくたになるまでの稽古、そして強烈な個性の劇団のメンバーたち。昔の自分の輝きと家族の信頼を取り戻す為、拓巳は劇団の一番の下っ端として悪戦苦闘するのだが...。
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