ココハナ(集英社刊)にて 2019 年より連載が開始されたラブコメの名手中原アヤによる大ヒット漫画「おとななじみ」(集英社マーガレットコミックス刊/全 8 巻)が、映画初主演となる井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)&久間田琳加の W 主演で絶賛公開中(配給:東映)。
この度、公開記念舞台挨拶を実施。W 主演の井上と久間田、髙橋監督が登場すると、会場は大きな歓声と拍手に包まれ、舞台挨拶がスタートした。はじめにMC より、お互い最初に抱いた印象と、今感じている印象に変化があるかについて聞かれた井上は「久間田さんは凄くお淑やかで、ストイックで、リハーサルの映像も何度も見返されていたりして、本当に誠実な方だと思いました。ストイックなところは今も変わらず思っていますが、一年を通して、凄くおしゃべりで明るい方なんだなと思いました。」と答えた。久間田も「井上さんは人見知りながらも積極的にコミュニケーションを取ってくださって、とても助かりました。徐々にハルと楓の関係性に近づけていけたので、よかったと思います。凄くしっかりされている印象だったのですが、撮影途中からこの人本当にハルに似ているんじゃないかな?と思う瞬間もいくつかあって、気がついたら寝ているとか、少し抜けている部分もあったりして、ハルが(現実に)生きているんだなあと思いました」と、撮影中のエピソードを披露した。
続けて、公開後「ハルや楓のイメージが原作と一緒!」という声が SNS でもたくさん届いているが、クランクイン前の役作りや、撮影中に心掛けたことについて、井上は「原作のファンの方が沢山いらっしゃるので、その方々にも喜んでいただけたらと思い、漫画のコマとコマの間を埋めるようなイメージで動いてみたり、歩き方や声の出し方などを意識して、作らせていただきました。」と振り返った。それに対し、MC が「普段は“超スーパーウルトラアイドル”の井上さんが、“超残念男子”を演じることは難しかったのでは?」と問いかけると、井上は「“超スーパーウルトラアイドル”なんですけど僕(笑)、“超残念男子”なので、声は濁音を多くしたり、あっけらかんと聞こえるように意識しました。」と役作りについて語った。久間田は「人生初めてのボブになった作品で、まずは見た目からスイッチを入れ替えました。撮影中は困ったことがあったら、いつでも原作を見られるようにしていました。」と原作を大事に役作りを行ったと振り返った。
また、5 月 26 日(金)から井上、久間田、髙橋監督のコメンタリーを副音声で聞ける、副音声上映が始まっていることから、今だから発見できたことや、新たに感じた気持ちを聞かれた井上は「監督しか知らないロケ地の話や裏話とかをたくさん話してくださって、より想像が膨らむような副音声になったと思います」と収録を振り返った。続いて、ハルと楓が自分の気持ちに素直になって一歩踏み出す物語でもあった本作。最近、一歩踏み出した出来事について聞かれた井上は「今年の春に、人生初海外旅行で韓国に佐久間と藤井ちゃん、那須くんと行ったのですが、僕以外の 3 人は、英語のリスニングができて、韓国語も少し勉強していてなんとなく会話ができていて、僕だけ何も分からず惨めな気持ちになったんです。しかしなんとか最後のご飯屋さんで勇気を出して、『チョギヨ』(意味:すみません)と言いました!」と答え、会場の笑いを誘った。
ここで、井上と久間田にサプライズで、原作者・中原アヤ先生からコメントが届いていることが発表され、代読としてアン ミカの声が会場に響き、2 人は「どうゆうこと!?」と驚いた表情を見せた。
中原先生は撮影から本日のプロモーション活動までを様々なメディアなどでも見守っていたと言い、<お 2 人の努力と魅力で、ハルも楓も漫画の中から飛び出して生きているようでした。演じてくださったのが井上さんと久間田さんで本当によかったと、心から感謝しています。>と感謝の言葉をかけられると、2 人は嬉しそうな表情を見せた。さらに<映画『おとななじみ』は暗くなりがちな世の中を明るくしてくれる素敵な作品だと思います。銀河一素敵な井上さんと久間田さん、今後ビッグなスターになられると思いますが、映画「おとななじみ」のことはどうか忘れず、いつまでも心の隅にそっと置いておいてくださったら嬉しいです。これからも応援しています。本当にありがとうございました!>と、2 人への愛のこもったメッセージで締めくくられた。そして、このメッセージを代読したアンミカからは「本当に 2 人が漫画から飛び出してきたみたい!と私も初対面で感じ、実際撮影中もキュンキュンが止まらへん。今日は 1 人でも多くの方が映画をみて、心にぽわんと温かいものを感じて帰ってもらえたらと思います。それでは、井上さん、久間田さん、会場にいる皆さん、“Happy、Lucky、Love、Smile、Peace、Dream”愛のおまじないで締めくくらせていただきます。以上、蝶子ことアン ミカでした。」とアン ミカ節炸裂で会場からは笑いが起こった!
このサプライズを受け井上は「先生が喜んでくださるのが何より嬉しいですね。『おとななじみ』をゼロから生み出してくださった方なので、安心しますし、僕もこの映画に携わることができて、心からよかったと思いました。」と嬉しそうに答えた。久間田も「実写化をするにあたって、中原先生はどんなふうに思っているんだろう?とドキドキしていたのですが、実際にお会いして、今こうやって優しい言葉をかけてくださっていること、とても嬉しく思います。」と笑顔で答えた。さらに代読したアンミカについて井上は「登壇しているのでは!?と錯覚するほどのインパクトでしたね(笑)。この前たまたまお会いした時も『ハルくん!』と声かけてくださって、まだ身近に感じてくださっていることがとても嬉しいです」とコメントし、久間田は「アン ミカさんは現場でも沢山盛り上げてくださって、アン ミカさんがいなかったらこの空気感を出せなかったと思うので、本当に素敵な存在だなあと思いました。」と語った。そして、髙橋監督は井上と久間田について「ちょうど 1 年前の今日がクランクアップの日だったのですが、今日 2 人の姿を見てすごく成長されたなと思いました。このまま突っ走って頂けたらと思います。」と 2 人の成長を肌で感じだと話した。
最後に、久間田は「今日はお越しいただきありがとうございました。映画が公開されてから、毎日 SNS で感想をチェックしていて、嬉しいコメントがいっぱいあって、本当に感謝しています。副音声も上映しているので、ぜひそちらも観ていただき、何度もムズキュンして頂ければ嬉しいです!」とメッセージを送り、井上も「皆様本日は本当にありがとうございました。『おとななじみ』という作品は一生残ります。何か辛いことがあった時は、ぜひこの映画に頼ってください。皆様の背中を押せる作品が残り続けることが嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。」と言葉を送り、イベントは大盛り上がりで幕を閉じた。
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