“ハリウッドの破壊王” マイケル・ベイ プロデュースによる戦慄のパンデミック・スリラー『ソングバード』が10月7日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー。
この度、監督のアダム・メイソンら製作スタッフが撮影時のエピソードや制作秘話を明かしたインタビューを解禁。
マイケル・ベイ「監督とこの映画を支えるためにできる限りのことをす
る」と即答!
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックで大きなダメージを受けた産業の1つが、映画やドラマなどの映像産業。撮影の中断を余儀なくされた作品も多い中、そうした逆境を逆手に取り、リアルな緊迫感を伴った都市空間(外出制限の真っ只中のロサンゼルス)で撮影されたのが本作だ。
監督を務めたのは『悪魔の椅子』(08)、スリラー映画『ハングマン』(15)のアダム・メイソン。数々の作品でタッグを組むサイモン・ボーイスから「携帯電話とノートパソコンで、仲間たちと一緒に映画を作らないか」と誘われたのが、本作の始まり。アダム・メイソン監督は「僕たちは、その日のうちに10ページにわたるアウトラインを書き上げた。それには、ロックダウン中でもいかに前進し、最高にエキサイティングなものを作っていくかという、いわゆる「招集」を呼びかけるような意味もあったよ」と当時を振り返る。未曾有のパンデミックの真っ最中に、現在の状況がさらに悪化した未来を描くというスリリングな試みに、『パラノーマル・アクティビティ』や『アナベル』、『パージ』といった人気ホラーシリーズの制作陣が集結した。
さらに「気がついたら、マイケル・ベイもチームに参加していたよ」と明かす。マイケル・ベイは「監督とこの映画を支えるためにできる限りのことをする」と即答し、セカンドユニットの撮影にも参加した。
撮影は2020年7月、新しいガイドラインのもと、わずか17日間で実施された。プロデューサーのジャネット・ヴォルトゥルノは「州政府や郡、市、そしてロサンゼルスの労働組合やより広範囲な映画製作共同体と協力し合って、安全に仕事を再開する方法を発見したの。感染者を出すことなく、撮影もポストプロダクションも終えて、完成させることができたのよ」と撮影までの苦労を明かし、映画の完成を喜ぶ。アダム・メイソン監督も「『従来の』撮影だと、最近僕らみんなに課せられている厳しいコロナ対策に苦労すると思う。だから僕たちは、これらの新しいルールや規制を最適化できるように、この映画に工夫を加えたんだ。制限があると、創意工夫が生まれる。この映画は、創意工夫に富んでいるんだ」と自信を覗かせる。
共同脚本のサイモン・ボーイスは「脚本の執筆も撮影も最高にエキサイティングだったよ。僕がページに書いていることが、僕の周囲でも同時に起こっているような感じがしたからね。例えば、外出禁止令が敷かれていて、ヘリコプターが脅すようにして見張っている場面を書いていると、アダムが言うんだ。「それはちょっとディストピア的過ぎるし、あまりにもSFっぽい」とね。でもその日の午後には、僕の家の上をヘリコプターが飛んで外出禁止令を告知したんだ!」と現実世界と脚本で描く世界があまりにもリンクしていることに興奮を隠さない。
本作のテーマについてアダム・メイソン監督は「僕たちがこれまでに体験したロックダウンがあと数年続いたらどうなるかを考えてみた」と話し、その結果、意外にも「作品のメインテーマは、一緒にいることのできない恋人たちのラブストーリーなんだ」と語り、「この気の毒な恋人たちは、悲惨な状況の中で、何とか一緒になろうと奮闘するんだよ」と続けた。最後に監督は「今起こっていることを取り上げて、それにひねりを加えたんだよ。今現在僕たちが住んでいる世界の、言わばタイムカプセルなんだ。でも何よりも、観客が最高に楽しめるような、娯楽性の高い、アクションたっぷりのラブストーリーにした」と、観客へのメッセージを語った。
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