日本でもスマッシュヒットを記録した『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた最注目スタジオ A24 が贈る最新ホラー『X エックス』が 7 月 8 日(金)より TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。
この度、6 月 6 日の「恐怖の日」にあわせ、往年の名作ホラー映画をオマージュした場面写真を解禁!
6 月 6 日は「恐怖の日」。新約聖書のヨハネ黙示録に獣の数字が 666 であるという記述があり、不吉な数字とされることに由来している。そんなホラー映画にうってつけの記念日にあわせ、今回解禁されたのはスタンリー・キューブリック監督の名作『シャイニング』を彷彿とさせる場面写真と、『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督へのリスペクトに満ちた場面写真の2 点。
スタンリー・キューブリックが監督・脚本・製作を務め、スティーヴン・キングの同名小説を映画化した『シャイニング』(80)は、本編を観たことがないという人でも、主演のジャック・ニコルソンがぶち破ったドアの隙間から狂気の顔を覗かせるカットだけは知っているであろう、ホラーというジャンルを超えて映画史に刻まれる 1 本だ。
解禁された、ジェナ・オルテガ演じる、録音係として撮影に参加した学生のロレインがドアの木片から恐怖に震える表情を見せるカットからは、『シャイニング』への明らかなオマージュが確認できる。
また、そんな『シャイニング』の原作者であるスティーヴン・キングが、『X エックス』について「非常に優れたホラー映画」と手放しで賞賛していることも、本作への期待をますます高める。そして、トビー・フーパー監督による『悪魔のいけにえ』といえば、1974 年に公開された言わずと知れたホラー映画の傑作。当時無名のスタッフ・キャストによって低予算で製作されたにも関わらず、その身の毛もよだつ残忍でセンセーショナルな内容で世間に大きな衝撃を与え、半世紀近く経ったいまでもスラッシャー映画の代表作としてホラーファンに愛されている。舞台が 1970 年代のアメリカ・テキサス州であること、若い男女グループがワゴン車にのって田舎町の古い屋敷を訪れ、恐怖の一夜を過ごすことになるという大筋のストーリーの共通点からみても、『悪魔のいけにえ』への多大なリスペクトを感じることができる。
それもこれも、70 年代、80 年代のホラー映画の手法を巧みに取り入れた映画『The House of the Devil』(日本未公開)を生み出し、筋金入りのジャンル映画マニアから“インディーズ映画の寵児”として高く評価されたタイ・ウェストが監督・脚本を務めたからこそ。この時代の映画を熟知し、上記作品以降も長年ホラー映画を撮り続けている監督の並々ならぬホラーへの偏愛ぶりは、本作の随所で感じることができる。『シャイニング』『悪魔のいけにえ』以外にも、作品に散りばめられたオマージュシーンをぜひ本編を観て探してみてほしい。
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配給:ハピネットファントム・スタジオ